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mf「…urは、お国に行くんだよね」
ur「いつかね、騎士様になれたら行くよ」
mfくんと、暖かいスープを飲みながら
話す。
mf「お国には、沢山の本があるらしいよ」
「俺も、行きたいなあ」
mfくんは、とても本を読むのが好き。
いつも、片手に分厚い本を持っているほど。
ur「お土産に買ってきてあげるよ」
mf「本当に??約束だよ!」
mfくんは笑顔で俺に抱きついた。
約束は、結果的に破っちゃった。
ur「はぁ…」
雨が屋根を打ち付ける中、俺は寝転んでいた。
こんな日は、疲れが溜まるよな。
友達に、ストーカー呼ばわりもされて。
辛いよな。
ur「…いやだなあ、」
頬を通る涙を拭き、呟く。
もし、俺が前世の記憶を持っていなかったら。
俺自身は幸せだったのかもしれない。
だけど、jpはどうだろう?
この毎日の当たり前が、前世では願いだった。
だからこそ、毎日はもっともっと幸せに感じるだろう。
日々、ただただ生きているだけの毎日よりも。
みんなはどうなのだろう。
俺は、皆の最期を知らない。
幸せに暮らしきったのだろうか。
それとも、騎士様になれていたり。
前世の記憶を持っていたら、
きっと今世でも仲良くできたのかな。
分からないや。
俺は、図書館へ向かい、調べることにした。
俺のかつての故郷について。
そう、俺が住んでいた村は、
俺が居なくなってから荒れたらしい。
未来への希望があった奴が突如、失踪したのだから。
そして、的に移ったのは、yaくん達…そう、
俺の友達だった。
yaくん達は、次の争いのために、国に
連れていかれたらしい。
そして、毎日辛い訓練をしたのだとか。
俺は元々の能力があったため、そんな訓練も
余裕だろうと言われていたが、yaくん達は
どうだったのだろう。
辛いに決まっている。
俺があの時、生きていれば、
俺だけが国に行って、辛い訓練もこなせたはず。
それを、yaくん達に代理でやらせた。
そして、yaくん達は争いに無理矢理
連れていかれたらしい。
その争いは、勿論全敗。
yaくん達は、敵国による爆弾で
爆死したのだと。
jpはというと、そのまま病死。
それも、yaくん達がこの世を去ったと同時に。
きっと、yaくん達は前世を知ったら、
俺を恨むのだろう。
いや、jpもきっと俺を恨んでいる。
全部、全部。
俺のせいだったんだな。
俺が、あの日。
生きていれば。
今も、昔も、辛い思いをしなくて、させなくて
済んだのに。
俺のせいだったんだ。
もうこの連載はオチが不安です😭
コメント
6件
毎日心臓ばくばくさせながら見てるけどホント心臓いつか破裂しそう
happyendになっておくれッッ
やめてよ好き