この作品はいかがでしたか?
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毎日投稿2日目!!!
今日は桃紫にしちゃいます┏( ^o^)┓┗( ^o^)
〖 特効薬 〗
では、どぞ!
頭が痛い。
誰かに、彼に、助けて欲しい。
だが、冷め期の俺らだ。彼も最近冷たい。
彼が来てくれるわけがない。俺に構ってくれる はずもないだろう。
特効薬
紫side
起きると頭がキーンッとした。
周りは濃い桃色と、緑色で強い光を見たようで、ぐるぐるしている。
頭が痛くて彼に助けを求めたいけれどいわゆる 冷め期の俺たちの関係は今にも崩れそうなくらいボロボロだ。
この痛みと寂しさを隠すためにスマホを開く。
青〚 赤くん風邪ひいた。至急赤くん家集合 〛
赤くん風邪ひいたのか…それに比べたら…
俺の頭の痛みなんか……
そう思い、さっさと準備をして家を出た。
꒰ঌ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈໒꒱
着くと11時頃だった。勿論皆揃っていて、赤くんの苦しそうな声が響いていた。
紫「 ごめん…遅れちゃったッ 」
青「 別にいいよ 」
青ちゃんに素っ気なく返されてしまう。
紫「 …… 」
黄「 ちょっと、紫くん!
来たなら手伝って下さい」
紫「 ぁ、ぇ、ごめんッ 」
皆から冷たい声と視線が飛んで来るから頭に響いて、傷ついて、息が少ししずらくなった。
桃「 何してんの? 」
紫「 も、桃ちゃん… 」
桃「 さっさと動いてくんない? 」
紫「 ごめんッ… 」
桃「 てか、今日遅かったのはなんなの? 」
紫「 …ちょっと何時もより寝ちゃって 」
桃「 はぁ?赤がしんどい思いしてんのに…ッ」
紫「 ッ…ごめんなさいッ… 」
目が潤んでくる。
橙「 桃ちゃん言い過ぎと違う? 」
「 遅刻なんか桃ちゃんも良くするやろ。
彼女くらい大事にしたらどうやねんほんま。」
桃「 … 」
橙「 そんなに赤が心配やねんなら、
ずっと赤の側におったらええやん。」
「 ふざけてばっかやったら承知せぇへんで」
桃「 …わぁったよ 」
彼が静かに去っていく。
守ってくれた橙くんは眉を下げ、
悲しそうな顔をした。
橙「 紫くん大丈夫か?今日体調悪そうやで?」
紫「 ううん大丈夫。ありがとッ 」
橙「 そうか…ならええわ。」
ごめん橙くん。嘘付いたかもしれない。
1人になると溢れてくる涙。止まらない痛み。
埋まらない寂しさ。
声を殺して泣く
ただただ頭が痛い。だるい。
バタンッ!!
ほら、倒れたのに誰も来てくれないじゃん。
きっと誰も俺の事なんて心配してくれないんだ。
でも、どうせなら、
さいごに彼の笑顔見たかったな…
今までごめん、謝りながら俺は意識を手放した。
桃side
橙「 どしたん、
久しぶりに会えたのに冷たくして」
別に彼女が嫌いになった訳ではなく、ただ単に
彼女の行動が気に食わなかった。
橙「 桃ちゃんって彼女のこと
後回しにするようなやつやった?」
桃「 は、? 」
橙「 いや、やって
紫くん明らかに様子ちゃうやんか?」
꒰ঌ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈໒꒱
朝起きてスマホを見ると青から赤が風邪をひいたと連絡が来た。
赤が風邪をひくことは滅多になく、とても心配になった。彼女以上に。心配。
彼女とは冷め期というのに入り、俺自身も彼女との関わりを避けていた。
桃「 お邪魔しま〜 す」
赤の家に着くと彼女以外はもう既に着いていた。
桃「 あれ?紫くんは? 」
青「 あぁ〜まだなんだよね。」
橙「 どしたん、?気になるん?」
桃「 別に…… 」
彼のことだから直ぐ来るだろうと思っていた。
結局彼が来たのは11時頃だった。
来た彼はどこかだるそうな雰囲気を纏っていた。
遅れてきたのにも謝るだけ謝って
ボーッとしている。
赤はしんどい思いして苦しんでるのに……
彼女を気にかけるでもなく感情に任せて彼を叱った。
꒰ঌ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈໒꒱
橙「 ふぅ…赤やっと寝たやん。」
青「 落ち着いて良かった。 」
黄「 全く…赤ったら
隠そうとするから大変ですよ。」
桃「 そうだな… 」
橙「 ……? 」
青「 橙くんキョロキョロしてどうしたの? 」
橙「 いや…紫くん居らんなって思って 」
黄「 そういえば…… 」
青「 探してみる? 」
桃「 あ、嗚呼… 」
꒰ঌ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈໒꒱
橙「 紫くん!! 」
橙の叫ぶ声が聞こえ、
みんながとある部屋に集まる。
そこには今にも消えそうなか細い息を
ヒューヒューと繰り返し、
顔を真っ赤にしながら倒れてる彼女がいた。
青「 紫…くん? 」
黄「 そんなッ… 」
それを見て、俺はただ呆然とその姿を見つめていた。
橙「 桃!!持て、!!」
橙の声でハッとし、慌てて彼女を抱く。
軽い。1人で簡単に運べる。
彼女を青が敷いてくれた布団に寝かす。
苦しそうで、魘されている彼女。
俺、馬鹿で
桃「 ごめんねッ 」
紫side
目を覚ますと、上に彼がのっていた。
重い。なんて思いながら彼を眺める。
紫「 ごめんなさいッ… 」
桃「 …なんで紫くんが謝るんだよ 」
紫「 え、桃ちゃん… 」
桃「ごめんなッ…ごめんッ 」
謝る彼にぎゅっと抱き締められると、痛みや苦しみが消えていくようだった。
紫「 ねぇ、桃ちゃん、 」
桃ちゃんのハグが俺の特効薬だね。
無理矢理終わらせた感……
まぁまぁ、じゃね!ヾ(‘ω’⊂ )))Σ≡サラバ
コメント
2件
見るの遅れたぁぁぁ!! 毎日投稿2日目おつかれぇぇ!! 今日も桃紫は尊かった…((( 明日も楽しみにしてるねぇ~!!