【湊斗は花梨が亡くなって、考え込むことが多くなった】
湊斗︰『花梨が亡くなってからもう1ヶ月が経ったって言うのに今だに花梨がなぜごめんねと言ったのかわからない俺も中学生だこのまま花梨を忘れてしまうのだろうか』
純太のコソコソ話︰「中学になって無口になったな湊斗。」
一華のコソコソ話︰「うん。花梨が亡くなったからでしょ。しばらく一人にしてあげよう。」
純太のコソコソ話︰「おぅ!」
純太︰「じゃあな〜湊斗また事故に合うなよ!」
湊斗︰「あ…うんありがとう。」
湊斗︰『花梨と話したいな。もっといっぱい話したいこと合ったのに』
湊斗︰「…」
湊斗︰『もうこの身を投げ出してしまいたい。』
湊斗︰「はぁ」
※(歩いてます)
湊斗︰『あ…前見てなかった危ねー。前、道路じゃん死んじゃうよ。』
湊斗︰「ん?」
(猫を見る)
湊斗︰「何やってんだあの猫」
湊斗︰「危ない、危ない道路通ろうとしてんじゃん」
湊斗︰「ちゃんと右左右してるスゲー!」
湊斗︰「通った通った」
湊斗︰「わ!トラック来てるしヤバイヤバイ早くして!」
(猫がくわえてるものを落として拾おうとする)
湊斗︰「早くしろよ!」
(ふと思った瞬間体が勝手に動いた)
キキーッ
湊斗︰『なんで勝手に体が動いたんだ?間に合ったけど』
湊斗︰「大丈夫か?猫。」
猫︰「にゃ〜」
湊斗︰「家帰ろ。」
猫︰「にゃ〜」
湊斗︰「え〜めっちゃ着いてくるどうしよう、どうしよう」
湊斗︰「えーっと、えーっと」
猫︰「にゃ~ん」
湊斗「…」
湊斗︰「結局家に拾ってきちゃたじゃん」
(部屋に入る)
ガチャッ
猫の動作︰(湊斗の腕から飛び出す)
湊斗の動作︰(猫を見る)「ジーッ」
湊斗︰『よく見てみるとなんか…なんかね~』
湊斗︰『毛並みが美しい白猫で、右目が黄色、左目が水色のオッドアイ首にはラピスラズリの石のネックレス?』
湊斗︰『どっかで見たんだよな…何だっけ…』
白猫︰「なに、私になんか用ある?」
湊斗︰「え…猫が喋ったー!」
白猫︰「見苦しいよ君。大声を出して。まぁ無理もないわね初めてだものね猫が喋るものも」
湊斗︰「びっくりだけど、なんか意外と大丈夫だ。」
白猫︰「私の名は白夜、白い夜と書く。君の名は?」
湊斗︰「み…湊斗、水木湊斗」
白夜︰「うん、いい名だね。先程は助かった。ありがとう…ぼうや」
湊斗︰「だから、ぼうやじゃなくて湊斗!」
白夜︰「どちらでも良いでしょう。」
【こうして白夜と出会った湊斗でした】
つづく