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「気持ちいいね、海」
「えぇ!そうね〜!…遥ちゃん、とても綺麗ね、海ととても相性がいいわ」
「え?そんなことないよ、雫の方がとってもあってる」
「ふふ、そんなことないけれど、嬉しいわ」
夏休みの初め、雫にメッセージで制服を着て海に行かないか誘った。
雫はすぐにOKを出してくれた。
なんだか、前の私達に戻れたみたいで嬉しい。
雫は変わらず綺麗。
このままでいいのに、
「こうやって2人になるのは久しぶりね、遥ちゃんが誘ってくれてとても嬉しいわ。遥ちゃんが誘ってくれなかったら私が誘おうと思ってたの、」
「そうだったの?」
「ええ、最近私のせいで2人きりになれなかったでしょう?だから、」
「…..別に、雫のせいじゃないよ。 」
「いえ、私のせいよ、、」
急に電話の音が鳴った。
「…あ、ごめんなさい、クラスの子から電話が来たみたい。ちょっと出るわね」
「…..うん、大丈夫だよ、」
数分後、雫は申し訳なさそうな顔でこちらを見た。
「…..その、ごめんなさい…ちょっと呼ばれちゃって、、行かなきゃなの、」
「…大丈夫。行ってきな、」
「本当にごめんなさい、また今度、こうやって2人だけで遊ぼうね」
そう言って雫はこちらに背を向け去っていった。
私が1番だって言ったくせに、、