会話多め（最近多いなこれ）

スタート

〜姫音 side〜（多分）

ﾀﾞｯ

嘘でしょ⁉︎この状態で突っ込んでくるのは頭おかしいでしょ！能力発動してる時はただでさえ動きが鈍くなるのに対応できるわけない。突っ込んできてるのに殺意が全くない。なんでこの人ここに来るまで生きれていられてるの。ほんっとに不快だし意味わかんない。

ﾁﾞｯ ﾊﾞﾁﾊﾞﾁ

ﾄﾞﾊﾟﾝ

わざと爆発させるとかバカしかやらないでしょ……！やばい…私異様に軽いから爆風で体が…

ﾄﾞｯ

ｶﾞﾝ

姫音「い”っ……」

ﾌﾜ…

ﾎﾟｽｯ

姫音「……？」

なんで床に激突してないんだろ……天井には当たったのに…？

Ama「えと……だ、大丈夫…？」

姫音「だっ大丈夫って何⁉︎あんた飛ばしたでしょ⁉︎」

Ama「飛ばしたのはごめんけど当てたの鞘の方だから許して！」

姫音「へ？鞘……？」

Ama「え、うん、刀の方は向こうに投げた。折れてないといいけど….」

なんでわざわざ鞘だったんだろ。剣を投げて鞘を出すより剣のままで攻撃した方が早いのになんで鞘に持ち替えたんだろ。

姫音「まさか………私が怪我させたら死ねって言ったからなの…？」

Ama「いや、単純に怪我させたくなかっただけで」

姫音「じゃあ飛ばしたのって……」

Ama「破片当たって怪我するかもって…ていうか背中とか頭大丈夫⁉︎怪我してない？すごい勢いで天井に当たってたけど」

姫音「だい、大丈夫……痛いけど…降ろして…流石にお姫様抱っこは恥ずいかも…」

Ama「ごめん、嫌だよね、咄嗟だったんもんで……」

姫音「よいしょ……大丈夫…その、助けてくれてありがと。というか君、顔怪我してる…破片当たってるのそっちじゃん」

Ama「あー大丈夫だよこれくらい、姫音ちゃんに怪我なくてよかった」

姫音「………不快」

Ama「え”っ、名前呼び駄目でしたか…？」

姫音「そうじゃない」

姫音「昔好きだった人に似てる。見た目とか声こそ違うけど雰囲気とか性格とかすごく似てるの。でも、あの人と違って私のこと絶対に傷つけようとしない。……それが不快なの！」

理不尽に怒ってるのはわかってる。でもあの人よりも一言一言が温かくて、心地いい。初対面の人間にこんなに優しくしてくれる人がいる。それなのに、好きだった人のこと引きずって、前を向こうとしなかった自分が不快で仕方ない。

姫音「うぐっ……ごめ、なさい…」（泣）

Ama「えぇ⁉︎こっちこそごめんね？泣かないで！」

Ama「落ち着いた？」

姫音「うん……ありがと…、気をつけてね」

Ama「うん、あ、そうだ」

姫音「…？」

Ama「さっき戦って時に落としてたよ、これ」

ｽｯ

姫音「あ…リボン…」

Ama「やっぱ似合うねそれ。もう行くね、じゃまた後で！」

姫音「後で………ダメダメ、変な意味じゃない…」

主「ちなみに空白の時のあまおは慰めるとかわかんないからずっとオロオロしてたよ☆」

〜琉偉side〜

琉偉「ゲホッ……おえ…」

Re「あ、弾切れしてた」

琉偉「弾入ってなくてもいてぇんだよぼけ」

Re「し っ て る」

琉偉「はぁ……はいはいオレの負けだよ」

Re「3人目にしては潔いな」

琉偉「姫音も來々達も負けず嫌いだからな。どうせまだ他の奴らと戦ってんだろ」

Re「ふーん」

琉偉「これ以上戦ってもお前には勝てねぇよどうせ」

緋翠「そーだろそーだろー！りっくんはすごいのd」

琉偉&Re「黙れ」

緋翠「ﾊｲ」

琉偉「にしても、お前すごいよな。オレと緋翠どっちもかわしたんだし」

Re「そうか？」

琉偉「そうだよ、だってオレはできn」

ﾋｭﾝ

琉偉「おわっ⁉︎」

緋翠「マウの転移術…」

マウ「そうだよ、みんないる」

琉偉「みんな……敵もいますが？」

マウ「あっ…」

その頃りーちゃん

Re「は？なんで急に全員いなくなった？…まぁいいやかなた達の方に行くしかないし」

ちなみに転移の原因↓

〜恋side〜

恋「來々…？來々！何してるの⁉︎」

ﾀﾞｯ

ｶﾞｼｯ

ベル「行ったらダメ！巻き込まれる！」

來々「大丈夫、うちはお化けだよ？この技くらい……」

恋「違う！來々は今は生身の人間なの！その技使ったら死んじゃう！！」

來々「え？」

やっぱり気づいてなかった。気づいてたらあんなことするわけない。行かないと、行かないとなのに……この人の力強いし、皆のこと心配してるような目されたら進めるわけないじゃん

ﾊﾞﾁ……

鈴「*魔鈴天塞*！」

ｳﾞｩﾝ

ﾄﾞｺﾞｯ

ﾊﾞｺﾞｫﾝ

何回もあの技は見たことがある。今まで見てきた中よりも爆破前のが多かったのに、なんで爆破したのは少ないの…？もしかしてさっきの結界で爆発するやつを密閉して爆発が最小限になるようにしてた…？それで一つだけ結界の外に出てたから

鈴「っ……」

來々「あんた……馬鹿なの…？」

鈴「助けられる命…蔑ろにできるわけないでしょ…」

ｶﾞｸｯ

ベル「鈴……」

ﾀﾞｯ

恋「來々ぁ！來々も食らってる！」

鈴「ごめんなさ、具現化……解除します…から」

來々「あんた動いたらだめ、死ぬ」

鈴「はは…馬鹿みたいです…ね、守ろ…としたら、自分が動けなくなってる……」

ベル「鈴、戻ろ。今の状態じゃ戦えない。それどころか生死に関わる」

鈴「ダメ……目の前の…怪我してる子……治さないと…かなたさんのところ、いか、ないと……」

この子、責任感が強すぎる。今まで攻撃してきた、今動けなくなってる原因ですら助けようとしてる。仲間のところに向かおうとしてる。なんとかできないの……？私には治癒魔法も使えないし、來々も動けない…。

鈴「大、丈夫…ですか？」

この子を死なせたらダメ。こんなに人思いの子を、敵ですら助けようとしてる子を助けたい。誰かどうにかして、誰か……

恋「っ…」

來々「恋……？」

「マウハナ様助けて！」

鈴「……？」

ﾋｭﾝ

ベル「ここは…？」

おわり