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こんにちは楓愛です!
もう終わりに近づいてきてしまってます😭
びっくりすぎる
Tiktokメインで生きてる女だから投稿とか浮上の頻度とかはこっちの方が低いけどさすがに完結させたいから1日1回は開くようにしてます!
多分えらい⤴
ということで本編どうぞ!
愛玩標本
第12話「狂気の証明」
スタート
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《》kn
⚠️この作品はご本人様に一切関係ありません⚠️
あの夜以降、ローレンの中に残っていた“何か”がざわつき始めていた。
叶の言葉。
あの、柔らかな笑み。
何も求めず、ただ優しく名を呼ぶ声が、耳から離れない。
《……ローレンは、そこにいて幸せ?》
その問いだけが、何度も心の奥で響いていた。
三人は、すぐに“異変”に気づいた。
ローレンがぼんやりとする時間が増えた。
誰の腕の中にいても、どこか意識が遠いときがある。
身体は素直でも、心が揺れている――それが、彼らを狂わせた。
(お前、最近……余計なこと考えてんだろ)
葛葉はローレンを壁際に押しつけ、その両手を縛り上げるように固定する。
目を逸らそうとすれば、顎を無理やり持ち上げて、顔を覗き込む。
(“俺の目”以外、見んな。俺の声以外、聞くな。
俺が許したとき以外、何も考えんな)
その言葉とともに、唇が深く重ねられる。
強引で、逃げ場のない支配。
それはまるで、“所有の証明”だった。
〈ローレンってさ、本当にさ……かわいいよね〉
不破はあえて甘ったるい言葉で、耳元をなぞる。
ベッドの上、首筋に何度もキスマークを刻みながら、優しげに囁く。
〈ねえ、他のやつの言葉で、揺れたりしないで。
俺がどれだけお前に執着してるか、知らせてあげるから〉
唇も、指先も、そしてその愛撫すら――
すべてが“優しい牢獄”だった。
イブラヒムは、静かに微笑んだままローレンを見つめる。
【叶さん、だったね。……僕、あの人、あまり好きじゃないな】
ローレンの髪を撫でながら、目線を落とす。
【ローレンは、僕の声に従ってればいい。
他の誰にも振り向かなくていい。……そのために、調律し直そうか?】
まるで機械のように、心の歯車を調整しようとするかのような
静かで冷たい執着。
それが一番、逃げられないものだった。
その晩、ローレンのスマホに一通のメッセージが届いた。
『本当は、助けてほしいって思ってる?
もしそうなら、返事ちょうだい』
差出人:叶
その一文に、ローレンの指がわずかに震えた。
けれど――そのスマホは、次の瞬間、葛葉の手によって取り上げられた。
(へぇ……まだ連絡取ってたんだ)
葛葉の顔から笑みが消える。
(ローレン、今夜は寝かさないからな。……躾し直す必要、ありそうだな)
――優しさが、怖い。
――でも、もっと怖いのは、この“世界”の中で、誰かを失うこと。
ローレンは怯えながらも、自分の心がどこにあるのか分からなくなっていた。
🔻To Be Continued…
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第12話をご覧いただきありがとうございます!
次回はまさかの叶さんに依存してしまうローレン
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次回
第13話「傾いた天秤」
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