テラーノベル
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茜さんが帰った後四人は翌々日の作戦会議のため、エイ・アールにて食事をとっていた
龍「部屋の掃除だし2人ずつでいいよな。豪いけるか?」
豪「・・・」
豪は茜さんに会った時の感覚がまだ抜けていないようだった
小「豪さん、大丈夫ですか?」
豪「あ、ああ・・・」
洸「豪、茜さんとなんかあるの?」
洸の質問に豪は大きく首をふる
豪「わかんねぇ。わかんねぇけど、もしかしたら・・・」
龍「親族かもしれない、か?」
龍季が最初から察していたかのように言葉を繋げる
龍季の疑問に2度豪は頷く
小「えっ?でも豪さん。お母様が・・・」
豪「あれ?雪野にはまだ言ってなかったっけ、俺血ぃ繋がってないんだよ。今の母さんと」
聞いていない事実をさらっという豪に小春は驚きの声もでなかった
そして、その言葉にわかったこともあった
小「お二人はご存じなんですか?加代子さんと豪さんのこと」
龍「ああ、たいぶ前からな」
洸「僕らは学生の頃にもう聞いているからね」
二人の言葉にほっとしたのか、豪は少し笑いながら改めて三人に自分の過去を話した
豪の最初の記憶は三才のころに気づいたら養護施設の前にいたことだった。そこから二年ほどを施設で過ごし、遠い親戚であった今の母に引き取られ、今の家に暮らしていた。
小「両親のことを疑問に思ったことはないんですか?」
豪「何度も考えたよ。でも、母さんには聞けなかった。俺が母さんの辛い顔みたくなくて、だから俺は母さんが親のこと知ってるって思わないことにした」
小「なるほど・・・」
小春が相槌を打つと龍季が自分の腿をばんっと叩いて話を戻した
龍「で、豪。俺とお前で依頼を受けにいかないか?」
豪は、少し黙ってから返答した
豪「・・・。行きたい。もし本当に茜さんが家族なら、親のことも聞けるかもしれない。そして、俺が茜さんの力になりたい」
龍「わかったよ。じゃあ留守番たのむな。小春、洸」
洸「うん」
小「もし、なにかあれば速急に伝えてくださいね」
豪「ああ、わかってる」
2日後、二人は車で茜さんの自宅に向かった。
茜はすぐに二人を迎え、息子の部屋に通した
茜「では、よろしくお願いします」
龍「おまかせください」
そこから二人は掃除をサクサクと進めていった。
隙間のカビや埃をおとし、掃除機をかけ、虫を避ける。
豪(ん?なんかある)
豪がベッドの周りの虫を取っていると、小さなアルバムのようなものを見つけた。アルバムの埃をはらってみるとページの隙間からさらっと何かが落ちる
豪「タツ、おいちょっと」
豪は小声で龍季を呼びかけ落ちてしまったものを拾う。
龍「親子写真?」
龍季が写真を裏返すと二つの名前がかかれていた
『辻本 小太郎 豪太』
そのサインに二人は息を飲んだ
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