借り人競争のお題を見て私はあの人しか思いつかず走り出した。
『剣持君!』
剣持「え…僕ですか?」
『うん…早く…私の体力が尽きる前に…!』
剣持「…わかりました。」
(走る)
剣持「足遅くないですか…?」
『はぁっ…』
剣持「手、つなぎましょう。」
『…?!…はい…。』
なんで…恋人つなぎなんですか…?
1位!!紅組!!
1位だ…。
実行委員「お題を確認させてください!!」
実行委員「…うん。オッケーです!」
『剣持君…一緒に来てくれてありがとうございます。』
剣持「いえ…。…お題、なんだったんですか。」
『あ~…。教えないという選択肢は…?』
剣持「ないですかね。」
『………剣道部の人です。』
剣持「…たしかにお題の通りですね。」
『あ、私、お水のみに行ってきます。』
剣持「あ、わかりました。」
…まさか、お題が剣道部で好きな人だったとは言えないですよね…。
…私は剣持リスナーですから、好きなのは当たり前。
だけど、
………
…なんだろうこの、よくわからない変な気持ちは。
後で恋人つなぎのことを思い出すと、
顔が赤くなって、よくわからない気持ちがまたでてきた。
剣持視点___
ピラッ
「あ、お題の紙…落として…」
「いっちゃった…
…もういらないですよね。」
お題はもうわかってるはずなのに紙をめくる。
「……え」
「…」
剣道部の人。そう教えてもらったはずなのに、紙には、
剣道部で好きな人、と書かれていた。
「なんで…。」
なんで、__さんは僕にお題をちゃんと言わなかったのだろう。
…少し思い返すと水を飲んでくるといったとき、顔が赤くなっていたきがする。
それは夏の暑さのせいなのか、それとも……
そう考えると心拍数が少し上がった気がした。
「すこしでも、意識、してもらえたのかな。」
📢リレーの出場者の方は位置についてください。
放送が聞こえて、僕はこの、胸のドキドキを抑えながら走った。
主
ウン。そうだな。なんか。うん。
って感じの出来なんですけど皆さんはどうで……どうかな…?
投稿遅くなっちゃってごめんです。用事が出来てしまって…
コメント
3件
ニヤケが…キモ、イですよねすみません…