一瞬でさっちゃんの顔が 強(こわ)ばった。そしてそれと同時に音を立てて金髪の身体が落下する。
金髪は何度か 咳(せ)き込んでから、さっちゃんを 睨(にら)みつけた。
「馬鹿力だな」
金髪が大きく息を吐いた。右の目元に黒子。シャツの文字も反転していない。
さっちゃんを見れば、きつく唇を 噛(か)み締めたまま金髪を 睨(にら)んでいた。
「あ、あのさ。とりあえず、こっちが本物なのは間違いないから」
俺は何とか立ちあがってそう言った。さっちゃんの肩の辺りを少し押すようにして席に座らせる。
振り返ると、ケイが金髪に手を貸して席に座らせたところだった。
「……学ラン君。説明してちょうだい」
口調が戻っていることにちょっと 安堵(あんど)して、俺は頷く。
「コンビニで一瞬金髪を見失った。その時に現れたの**********
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