「人間ってさ、飽きる生き物なんだよ。どんなに好き好き言ってたってほとんどの人はいつか飽きる。そして飽きればそれまでと同じように接することができなくなるし、手間や時間を割くのが面倒になってくる。だから『結婚は人生の墓場』とか言う人もいるんでしょ? 一緒にいても飽きて気持ちは萎えちゃってるのに責任だけはついて回るんだから、そりゃやってられないよね」
「耳が痛いな~……」
叔母さんの言うことは、私にもすごく刺さった。シュンくんへの気持ちが冷めきって、彼のために何かしようって気になれなくなっちゃったんだからさ。それなのに一緒にいるなんて、普通に拷問でしょ。
でもさ、思うんだよ。愛とか恋とかそんな話にしようとするからおかしくなるんじゃん? ってさ。
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