私の中からアイツは消え暫く日にちは……いや、結構な時間が経った

どれくらいかな……でも、すごい経った、ほんの数年と言えば君達からしたら短いと思う、でも……私からしたらとても長い年数だ

なんてったって…呪いみたいなアイツが消えて…学校内の私の噂…と、言うか事実はほぼ払拭された

神覚者の皆様のおかげで…色々……本当に助かった

イリア）ドット！ランス！

お面をつけたままだがそれでも…幾つかは暮らしやすい……と、言うか住みやすくなった

ドット）イリア！

イリア）聞いてよ聞いてよ！

ランス）お前ら……本当元気だな…

イリア）んぇ？だって凄い住みやすいもん！どれもこれもぜーんぶ神覚者様のお陰！それよりも聞いてよ！

ドット）立ち話もなんだし部屋に行こうぜ！紅茶入れてやるからよ！

イリア）お、やったー！

部屋

イリア）〜でさー！

ランス）あっっっま……話しあっま…うぇ…

イリア）そう？

ドット）なぁ”ーんでイケメンと可愛い子のイチャイチャ話聞かなきゃいけねぇんだよ……

紅茶を飲みながら話をしているとコンコンと部屋の扉をノックする音が聞こえドットが顔を出しに向かった

イリア）誰だろ…

ドット）んでお前が…来る必要ねぇだろ！

？？）んぁ”？いーだろ、兄貴に監視するように言われてんだよ

ドット）だからって来る必要ねぇだろ！

？？）あ”？こちとら1年の面倒見頼まれてんだよ！そこの！チビのな！

イリア）？？

声が聞こえチョコチョコと扉の方に向かうと結構不機嫌なワースさんが居た

ワースさんは私に気づいて私の方を見ると目を丸くさせポカンとした

イリア）？？ワースさん？

そういえば…会ったのは私が暴れた以来か…

ワース）お、お前……なんか…変わったか！？絶対人違いだろ！

イリア）変わんないですよ？このお面はこの体以外が触ろうとしたら灰に変わりますよ？

お面をちょこっと外して片目だけを見せる

イリア）鑑定でもされます？せーんぱい♥

ワース）ﾁｯ本物かよ、お前らと一緒なら別にそばに居る必要はねぇか

煽るような言い方をするとワースさんはイラついた顔をして部屋から出て行った

イリア）あら、オーターさんなら簡単に頭撫でてくれるのに……(*`꒳´ *)

ランス）甘えん坊が加速して来てるな…

イリア）むぅ〜…いいし！帰ったらオーターさんに頭ヨシヨシしてもらうもん！

ドット）っかしいなぁ…お前そこまで甘えん坊だったか？

イリア）オーターさんに甘やかされたから…？