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「Beautiful Crime」
韓国語版が話題になる少し前、そもそもの前提が一つだけ静かに効いていた
天羽爽亜は、デビュー前からすでに
韓国語能力試験(TOPIK)6級
を取得していた。
それを知っていたのはごく一部の関係者だけで、本人もあまり表に出していなかった。
理由は単純で、
「仕事のためというより、好きで勉強してたから」。
収録前のインタビューでも、さらっと言う程度。
「韓国語は昔から勉強してて…気づいたら6級まで取れてました」
その言い方があまりに自然で、スタッフのほうが一瞬止まる。
「え、6級って……一番上ですよね?」
「そうですね。でもまだ全然です」
みたいな、温度の低い会話。
だからこそ、今回の展開が余計に“繋がってしまう”。
韓国のファンが
「韓国語版やってほしい」
と盛り上がった時も、
日本のファンの中ではすでに薄々気づいていた。
「あ、この人、できる側だ」って。
そして韓国語版レコーディング。
ブースの中で発せられる発音は、
“勉強した韓国語”じゃなくて、
“表現としての韓国語”。
スタッフが思わず言う。
「発音、直すところほぼないですね」
爽亜は少しだけ笑って、
「一応6級なので…」
とだけ返す。
その一言が後から一気に効いてくる。
韓国音楽番組出演が発表された瞬間、SNSはこうなる。
「え、6級持ってたの今知った」
「ガチで準備された海外展開だったの怖い」
「偶然バズじゃなくて実力で世界行ってるタイプ」
そして韓国番組本番。
MCの韓国語の質問にも、ほぼ間を置かず返す。
その自然さにスタジオがざわつく。
「日本のアイドルっていうより、もう“アーティスト”だね」
という空気が、はっきり流れる。
日本のファンの反応は一気に変わる。
「6級って後出しで出てくるのズルすぎる」
「Beautiful Crime、最初から世界想定されてた曲だったんだ」
「努力とかじゃなくて“準備されてた才能”って感じ」
「海外人気納得しかない」
韓国の音楽番組で「Beautiful Crime(Korean Ver.)」が初披露された日、
ステージと同時に解禁された
“フル振り付け映像”
が、放送直後から一気にバズる。
振付はK-POPの流れを汲みつつも、どこか違う。
* ネオンを切るような手の動き
* “罪”をなぞる指先の振付
* サビで一瞬だけ止まる“無音のポーズ”
* ラストの「逃げるように笑う」表情振付
全体的に、ダンスというより
“物語の動き”。
韓国のリアクションは早かった。
「振付が映画みたい」
「この曲、パフォーマンス込みで完成してる」
「動きに意味がありすぎる」
そして放送終了からわずか数時間後。
SNSに最初の“チャレンジ動画”が上がる。
韓国の人気アイドルが、
サビの「Beautiful Crime」パートを踊る15秒動画。
そこから一気に連鎖する。
別グループのメインダンサーがチャレンジ *
ボーイズグループ×ガールズグループのコラボ動画
音楽番組MCまで参加
振付師本人もチャレンジ投稿
気づけばハッシュタグは
**#BeautifulCrimeChallenge**
で完全トレンド1位。
特にバズったのはサビ。
*This love is a beautiful crime*
のところで“指でハートを壊すような動き”。
ここだけ切り抜かれて、TikTok・Reels・Shorts全部に拡散される。
そして異例だったのは、K-POPアイドル側の反応。
「この曲踊りたくなる」
「久しぶりに“振付で惹かれる曲”来た」
「日本の曲なのに完全にK-POP文法入ってるのすごい」
さらに数日後。
人気トップアイドル同士の“コラボチャレンジ”が連続投稿される。
* ALPHA DRIVE ONE サンウォン
* TWICE モモ
* treasure アサヒ
みんな同じ振付を踊っているのに、
全部“自分の色”になってるのがまたバズる理由になる。
日本のファンの反応。
「え、もうK-POPの中心にいるやん」
「チャレンジの規模が日本アイドルじゃない」
「振付だけで世界回ってるの強すぎる」
「Beautiful Crime、楽曲というより現象」
そして韓国のコメント欄。
* “이 안무 만든 사람 천재다”
* “J-POP이 아니라 글로벌 퍼포먼스”
* “챌린지인데 왜 작품 같지?”
気づけば「Beautiful Crime」は、
“聴く曲”から“踊る現象”になっていく。
コメント
1件
おお、第26話…っていうか20話までしか公開されてないのにこの内容、めちゃくちゃ熱いですね。爽亜がデビュー前からTOPIK6級持ってたって伏線、完全に効いてる。「後出しじゃんけんじゃなくて“準備されてた才能”」って感覚、すごく分かります。韓国語が“表現として”機能してる描写と、振付が“物語の動き”って言われるあたり、この作品の世界観の設計思想を感じます。Beautiful Crimeが“踊る現象”になる流れ、めっちゃ好きです。続き、読みたいです。