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「お待たせいたしました
こちら前菜の
『パテとフォアグラ』
でございます」
お皿にはお肉とフォアグラが綺麗に盛り付けられていた
お肉、フォアグラと順番に食べていた
まるで舌が溶けていくような味わいだった
それと同時に強烈な眠気が襲ってきた
気が付くと私はとある工場の中にいた
この工場は油のにおいがすごかった
何を作っているのかもわからない
話しかけてもどれだけ気づいてもらおうとしても誰もこちらに目を向けない
ただこの工場にいる人たちはずっと作業に集中している
誰も気づいてくれないという不思議な空間を不思議に思っているといきなり扉が開いた
「この中で俺様の黄金のネックレスを盗った奴はだれだ」
一瞬で緊張が走った
みんなが手を止めた
大声で入ってきたのは大柄な男だった
この男はすごく偉そうにさっきまで働いていた人ひとりひとりに詰め寄り始めた
「お前が盗ったのか」
「お前か?」
「…誰も何も言わないということは庇ってるな?」
「全員持ってる荷物を出せ 俺が全部見てやる」
男はひとりひとりの荷物をすべてひっくり返し探し出していた
男がしゃがんで荷物の中を探していたら働いている工場員の足元が光った
男はすぐにその工場員の足元にしがみつきズボンの裾部分を破った
そこにはすごく太い金色のチェーンが足にミサンガのようについていた
「俺様のネックレスを足に着けてたな…?」
「こ、これは俺だけじゃないです、あいつも…あいつも足を調べてみてください!」
怪しい人物はみんなすぐに捕まった
「ぼ、僕が残りのネックレスのありかを言ったので許してくれますよね…?」
「そんなわけねぇだろ 俺様のネックレスを分解して足に着けやがって」
盗んだネックレスが見つかった工場員はボコボコに殴られた
顔の原型がわからなく、ギリギリ息のある状態で殴るのをやめた
「この辺にしといてやる 連れていけ」
この声でボディーガードのような人が工場員たちを連れて行った
見つかった工場員のほとんどが
もういっそのこと…
と嘆いている
そして車の中へ連れていかれた
私はその先に興味が湧いてしまい一緒に車に乗った