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#元カレ
まぁ
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芙月みひろ
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黒歴史つくーる
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この日の夜も、一応、とりあえず、気休めに……顔をマッサージする。
―― バレンタインの準備忘れてたな
明日のことに気を取られ過ぎて、今年のバレンタインデーのことは何も考えていない。まだ間に合うよね。今日は徹さんに電話してから寝よう。手のひらに残るクリームをかかとに塗ってからスマホを持つ。それでもまだニュルっとするようで、パジャマのズボンで手をゴシゴシ拭いてから、徹さんに電話をした。
プルルルル……
―― 出ないな
お風呂かな、と思い30分ほどしてからもう一度電話をかけた。
『もしもし……樋代?』
今度はすぐに出た徹さんだけど、周囲が騒がしい。
「うん、外?」
『そう。会社の人と飲みに来てる』
「あ、ごめん。金曜日だもんね」
『いいよ。何かあった?』
ゥェーイ……!といった感じの男の人の声に男女の笑い声が混じるのが聞こえ、徹さんが席に着いたままなのだと分かる。
「何でもない。少し喋ってから寝ようかな、って思っただけだから」
『そうか、明日な。店、分かる?』
「送ってくれたので大丈夫」
『じゃあ、その時に。もう俺も帰るけど』
「うん。気を付けてね」
この数日待ちわびていた土曜日。そして、きちんと伝えなきゃいけないと決意を固めた数日間でもあった。
平日と全く変化のない顔に、代わり映えしないメイクをしてから、ざっくり編みのカーディガンを着る。インナーの白カットソーは仕事にも着ているけど、このクリーム色のカーディガンは休日用だ。
「明るすぎ……?」
何だか鏡の中の自分が浮かれて見えて、仕事にも着る黒カーディガンを体に当ててみる。
「デートには違うよね」
と、黒カーディガンは元に戻し、ついでに畳んだまま重ねてあった洗濯物を全部片づける。それから、電車の運行状況を調べて遅延がないことを確認。それでも遅れたら嫌だと……今日は何が何でも遅れたくないと思って、早めに家を出た。
コメント
2件
徹は合コンかな? 樋代ちゃんの真面目で純粋なところが可愛い💠 徹と樋代ちゃんと同じ温度でいてくれたらいいんだけど… 気にしすぎかな😅
第8話読み終えたよ〜!徹さんとの電話、短いけど「何でもない」って言いながらかけ直したあたりに樋代さんの気持ちが詰まってる感じがしてじんわりきた。デート前の服選びで「明るすぎ…?」って鏡の前で迷うシーン、めっちゃ分かるわ。クリーム色のカーディガンが休日用ってところも、日常の小さなこだわりが伝わってきて好き。明日のバレンタイン、どうなるんだろう…!続き気になる🔥