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#キャラ崩壊注意
師匠@活動終了
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次の日、司はフェニランの門の前に立っていた。やっぱり司の足は震えていた。当然だ。また、追い出される可能石だってあるのだから。
「ふう、落ち着け、大丈夫だ。」
「あ、司くん!」
「あ、えむ!」
そこにえむがやってきたのだ。
「えむ、類たちは、?」
「まだ来てないよ。あと10分もしたら来ると思うけどね」
“10分、以外に時間ないのだな。
「わかった、それでは行くとするか。」
「うん!頑張って説得しようね!」
そう、えむは笑って言った。司はなんとなく察していた。えむはきっと無理をしている、と。
「あぁ、帰ってきたな、ワンダーステージ、」
「司くんが帰ってきてくれて、ステージも嬉しそうだよ!」
「そう見えるか?」
「うん!」
司は覚悟を決めた。はっきりと言おう、と。思っていることを。そして10分後、彼らが来た。
「あ、類くん、寧々ちゃん!」
「あ、えむ。早いじゃん」
「えむくん、今日もやる気かな?」
「うん!だけど、今日はちょっと真面目な話をしたくて。私にとってすごく重要なことなんだ」
「わかった、それで、真面目な話って?」
「本人に直接話してもらった方が早いと思う」
え?っと二人は辺りを見渡した。だけど、そこには誰もいない。
「えっと、えむくん?誰もいないようだけれど?」
「ううん、いるよ、ちゃんと。ステージの幕の中にね」
「え、ステージの幕の、中?」
そしてえむはステージの幕を開けた。
司は怖かった。また罵倒されて追い出されるのではないかと。だけどここで逃げたらまた前と同じになる。咲希に心配をかけてしまうと、自分を奮い立たせた。そして幕が開ける。
「類、寧々!久しぶりだな!」
「は、?つ、司?なんで、そこにいるの、?やめたはずじゃ、?」
「そうだよ、司くん。君はやめたはずだろう?それなのになぜ顔を出しているんだい?」
「では二人に聞く。今の座長は誰だ?」
その質問に二人は答えを出せなかった。
「座長、そんなもの、決めてないわよ。」
「なぜ決めてないんだ?決めればいいだろう。なぜならそのままなら座長は俺のままだぞ?なぜ変えようとしないんだ?」
二人は離そうとしない。
「それに、なぜ名前を変えなかった?ワンダーランズ×ショータイムは、俺が決めた名前だぞ?」
「そ、それは!ワンダーランズ×ショータイムはたくさんの人に認知されてるし、そっちの方が響きがいいから!」
「そうだろ?ワンダーランズ×ショータイム、いい名前だろう?」
「司くん、君は何が言いたいんだい」
「俺は、これだけ。言いに来た。俺は本当は!スターになるとかそんな夢は自分に言い聞かせたものに過ぎなかった。俺のショーをする目的は、ただ一つだけ。たくさんの人の笑顔を見たいからだ!咲希がショーを見て笑ったあの日から俺は!ただただ笑顔になってもらいたいだけだったんだ。そのためだけに俺はショーをしていた。スターになりたいとかそんなのは、ただの言葉だ。目的じゃなければ夢でもない。俺はただ、たくさんの人の笑顔を見ていたいだけなんだ、! 」
「なら別に、ショーじゃなくてもいいだろう。なぜ帰ってきたんだい?」
「単純だ。ここが大好きだからだ!ワンダーステージが、一番好きな場所だからだ!ここでお前たちとショーを作って、そのショーでたくさんの人が笑顔になる!それが、すごく楽しいからだ!だから俺は帰ってきた。ここでまたショーをやりたいと思ったから。だが、お前たちが嫌なら、マネージャーとしてでも構わない。誰にも見られなくても構わない!だけど、ここにいたいんだ!だからどうか!俺をワンダーランズ×ショータイムに戻ることを許してはくれないだろうか!」
司ははっきりと言い切った。えむは気づいていた。司の手が小さく、だけど確実に震えているということに。
「私は全然大歓迎だよ!類くんと寧々ちゃんは?」
類はしばらく経って口を開いた。
「ふむ、確かにそうだね。僕の演出に耐えることができるのは司くんだけだ。司くんがいれば確かにショーの幅を広げられる。確かに僕は構わないよ」
「まあ、3人より4人の方が楽しいかもね」
類も寧々も認めた。だけど、えむはそれを許せなかった。それはなぜか。前まで散々司に言ってたのに急に手のひらを返したのだから。
「類くん、寧々ちゃん」
「どうしたんだい、えむちゃん?」
「私は、これまでにないほど怒ってる」
それは見てわかるほど怒りに満ちていた。いつものえむの顔とは違い、歯を食いしばっていて、手をキツく握りしめている。
「ど、どうしたの、えむ?」
「どうしたの、じゃない!なんで類くんと寧々ちゃんは司くんに謝らないの!?二人は、司くんに”邪魔”とか”出来損ない”とか散々言ってたんだよ!?それで司くんがどんなに悲しんだか、どんなに追い詰められたのかわかってるの!?」
「そ、それは!」
「何も言わないで!司くんは!二人に酷く言われて、大切な場所すらも失って!そして”死にたい”って思うようになって!生きる理由すら見失って!そんなことも知らずに散々適当なことばっかり言い続けて!司くんは優しいからきっと許してくれるよ。だけど、私は!絶対に許さないから!司くんを罵倒した挙句フェニランから追い出したこと、絶対に許さないんだから!!」
「えむ、一回落ち着け。俺はもう、大丈夫だから」
「そんなわけないじゃない!だって司くんは、司くんは、!」
「もう大丈夫だ。言っただろう?俺はもう逃げないって。何があっても俺は逃げずに前を向くって決めたから、もう、大丈夫だ」
「でも、でも!!」
「ー類、寧々。俺は確かに出来損ないだったのかもしれない。足を引っ張っていたのかもしれない。だが、ショーを台無しにしようとか、邪魔しようとかそんなふうに思ったわけじゃない。ただただ純粋に観客を笑顔にしたかっただけなんだ。それが二人の怒りに触れてしまったなら謝る。すまなかった。俺が原因であんなことを言ったってわかってるから、二人は謝るな。俺は気にしないから。」
「司、」
「司、くん」
「いや、ダメだ。僕たちが悪かったんだ。司くんのことを何も考えずに頭ごなしにあんなことを言って。司くんが何も考えずに行動するわけないのに、何も考えてないように勝手に捉えていたんだ。本当に、ごめん、司くん。僕たちは許されないことをしたんだ。だから、許されなくても仕方ない。だけど、図々しいかもしれないが、その、これからも一緒にショーをしてくれると、嬉しい」
「私からも、ごめんなさい、。私、司のことを考えないで、頭に浮かんだことを全部吐き出しちゃって、。本当に、ごめんなさい!私は、司がいたおかげで変わることができたのに、その恩を仇で返すようなマネをしてしまった。本当に、ごめんなさい、。」
「二人とも、頭を上げろ。俺は気にしてないと言っているだろう。それに、今見るべきは未来だ。過去を気にしてたら何も変わらない。未来を見なければな!たくさんの人を笑顔にする未来を見るんだ。その未来に近づくために、俺は前に進む。それに、お前たちもついてくるか?」
「そんなの、当たり前じゃないか。僕たちの座長が言っているんだ。笑顔にするったらする男だろう?司くんは」
「はは、よくわかってるじゃないか、さすが類だな!」
「だけど、本当にいいの?」
「構わないと言っているだろう!俺たちはもう和解してまた一つになったんだ!これからの未来に向かって進んでいこうではないか!それじゃあ、早速次のショーの計画でも立てようではないか!」
そして、遂に、司にとって久しぶりのショーの公演となった。
「みなさま!長らくお待たせしましたが、天馬司!ただいま復帰いたしました!これから、よろしくお願いします!」
ーあぁ、この感じだ。たくさんの人が俺たちのショーを見て笑ってる。これだ、これを見たかったんだ。あぁ、やはりショーはいいな、!
コメント
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えむが「絶対に許さない」って言い切ったところ、本当にグッときました…。司を思う気持ちがまっすぐで、読んでいて胸が熱くなりました。司が「たくさんの人の笑顔を見たい」って本音を語った場面もすごく好きです。やっと戻ってきてくれて、本当に良かったなって安心しました🌷