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逆行してるとわかって早3年。
俺は野球部を引退して二度目の受験生となった。
逆行しても高校3年生の技術は体が覚えていたため、周りの人は俺の中学生離れしたプレーに目をつけたくさんの推薦が来た。(青道、稲実からも来た。)勿論全て断った。
なのに‥‥‥何故こうなった!
今、俺の目の前には青道高校野球部副部長の高島さんがいる。
何故!?俺断ったよな?!青道からの推薦!
「えっと、青道の副部長さんがなぜここへ?俺、推薦断りましたよね?」
意味がわからず高島さんを見る。
「はい。しかし、うちの設備などをちゃんと見ていないのに断られるのは嫌なもので。」
高島さんはニコッと笑った。
「あ〜。すみません。俺高校は野球するつもりないんで。俺、下手くそですし。」
「貴方、それ本気で言ってるの?」
高島さんが静かに声を発した。
「はい。行っても戦力になりませんよ。」
そう言うと、高島さんは何故か驚いた顔をした。
「‥‥‥わかったわ。」
よし、諦めてくれた?
「でも、一度見学に来てくれない?」
「は?!」
「週末あけておいてね。迎えに行くから。」
高島さんはそれだけいうと帰っていった。