憧れちゃった系
ノベル練習
短編
〝 バグ 〟
ゲームは、バグがあってはいけない。
バグがあったらゲームが正常に動かなくなる
バグがあったら〝 ゲームクリア 〟でも、〝 ゲームオーバー 〟でもない。
ただただ、終わりを迎えるだけ
黒「 研磨~っ!バレーしようぜ! 」
そういって俺の肩に腕を回してくる。
心臓がどく、どくと いつも以上に鼓動が早いのがわかる。
研「 おは、よ 。クロはずっと元気だよね… 」
黒「 そうか? 」
頭にはてなが浮かんでいる。
変なことをいったかな と考えているとクロがすかさず声をかけてきた。
黒「 ま、研磨が省エネだからそう見えるだけよ 」
研「 そう、なのかな 」
こうやって、少しでも話しかけられるだけでまた鼓動がはやくなって、頬が熱を持つ。
やはり俺は、単純なのだろうか
ゲームに〝 バグ 〟が必要ないのなら、俺を狂わすクロは、必要ないのか、などと考えながら2人で道路を歩く
黒「 最近研磨さんはさぁ…どうよ、バレーは 」
研「 どう…?どうって言ったって別、に普通 」
研磨さんという呼び方になれていないからか、変な答え方になってしまった。
_ まぁ、いいか。
黒「 普通って言ったって、前よりは楽しいとかあるだろ?チビちゃんとか…たくさんの奴らとバレーしただろ? 」
研「 んん…。別に..なんも 」
俺と話している時に、他の人の名前を出されるのが嫌なのはおかしいことなのだろうか。
まぁ、性格は悪いんだろうけど
クロは俺の回答が気に入らないらしく、なにかを考えている
きっと別の言い回しをして同じようなことを聞くのだろう
研「 でも…、バレーのおかげで俺、なんか楽しくなった気が…する 」
そういった途端、クロの顔がぱぁっと明るくなって機嫌も良くなった
あぁ、こんなに 幼馴染に振り回されるって変かな
俺 好きなんだ、クロが。
変って思われるかもしれないけど好きなの
こんな〝 好き 〟とかいう在り来りな言葉を使ってこの感情が表せるのかもわからない
このゲームだけは、ゲームクリアにも、ゲームオーバーにもしたくない。
ただ、分岐点を探していたいだけなんだ
N E X T ➹ い つ か
コメント
9件
あおはノベル下手くそやから、うますぎる、、、、
え、やばいやばいほんと語彙力すごくないですか??? 研磨が考えそうなことまんまだしもうほんと好き