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皆…最後集まった。
「ん…怪異…全滅まで、あと一体ですね…」
俺がそういうと、3人は、首を縦に振った。
「最後の怪異は…なんですか?」
俺は、凛先輩の方を向き、そう言った。
「えっとね…最後は…太古の昔にいた…双生児結合症の男…怪物…両面宿儺だよ…飛騨の、民の英雄として、語られる反面、朝廷に逆らった、反逆者として、語られているんだよ…」
凛先輩の言葉は、震えていた。
「強いんですね…その怪異は…」
俺の言葉に、皆は首を、縦に振った。
「強いってもんじゃないよ…両面宿儺は、厄災よ…油断しなければ、ほぼ誰にも奴を倒せないんだから…」
そんな、言葉先輩の発言に、俺達は、震えた。
「…俺達の勝算は、どのくらいですか?言葉先輩…」
俺の、質問に、言葉先輩は、絶望的な事を言ってきた。
「両面宿儺への、勝率は、不死がなければ、0.1%かな…両面宿儺は、妖術も、効かないらしいから…」
絶句した。
あまりにも…勝ち目が無さすぎる。
「…勝ちます…絶対…勝ちますから…」
俺がそう呟いて、昔、飛騨地方と呼ばれていた、禁忌の場所に向かった。
皆には、危険な目にあって欲しくないから、置いて行った。
「思ったより…スピードが、出ない…」
俺は、身体強化を、言葉先輩に、あげたから、俺の中には、もう、存在していない。
余力も、全て…渡してしまった。
「くっ…」
妖力を、思った以上に使ったらしい。
体が言う事を効かなくなってきた。
1日後…。
俺は、両面宿儺の住処へと、着いた。
奴は、古事記で存在を出されてから、存在を認められ、永遠の命を得ている。
所謂、忘れられたら、死ぬ…神様みたいな者なのだ。
だから、奴は…実質、神なのだ。
「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」
もう、息が切れていた。
そんな時、圧倒的オーラを、放つ強者が、現れた。
そいつは────
鬼神・両面宿儺
圧倒的、強者。
顔が2つ、腕と足が、4つ。
「…格が…違いすぎる…」
「姫之でも、勝てるか分からないぞ…」
そして、両面宿儺が、喋って来た。
「…主が…我に、挑む者か?…ふむ…妖狐の力を微かに感じる…妖狐一族か…」
その言葉に、俺は反応した。
「面白い…妖狐の一族となれば、中々退屈しない、戦いができるだろう…」
俺は、その言葉で…「あ…こいつには、絶対勝てない」と確信できる程の、圧を、感じた。
「…それは、どうかな?…俺じゃ満足できないかもよ?…」
俺が、ほう、言葉を零すと。
「謙遜するで、ないわ!w…主程の、妖力が、あれば…もし、我に妖術が、効けば…余裕で勝てたで、あろう…」
多分、それは…本当だ。
だけど、俺の本能がなにかに怯えている。
体が、震える。
両面宿儺が、手に持っている、おかしな、剣を見てからと言うもの…体が本能的に怯えている。
「…その剣は…なんだ?」
俺の質問に、両面宿儺は、笑って答えた。
「ほほぉう!これが気になるか!この剣はな…死滅の剣!別名、不死殺しの剣とも、呼ばれておる!」
不死殺し…その言葉を聞き、俺は…理解した。
「…ふっ…最後に遺言を…いえば良かったな…絶対勝つなんて…言うんじゃなかった」
俺は、上を向き。
一筋の、水の玉が目から溢れた。
嘘をつき…死んでしまう。
一人で向かって、粋がって…負ける。
なんて、惨めなんだろう。
体力疲労の俺に、勝ち目が0以下な、ことは、わかる。
「…」
俺は、溢れた。
涙が…。
溢れて止まない。
それを見た、両面宿儺は、まるで、楽しむように、近付いた。
「みっともない男だな…ちっぽけだ…惨めだ…負けと認めて、潔く死ぬ…お前の人生最後は…なんと…惨めなのだww…滑稽だなw…」
そして、両面宿儺は、笑いを止めて。
死滅の剣を、構え。
向かって来る。
「ギャハハw…なんと、惨めな最期なのだ!!!…こんなに、惨めな最後は、産まれてこの方、見た事が、ないッ!!!!」
早い。
「くっ!!!」
何とか避け、妖術で、結界を貼るが。
それも、効かず。
余波で、100m吹き飛んだ。
「がはぁ!!」
死にそうになる。
血がドロドロ出る。
「まずい…」
この余波には、痺れる効果が、あった。
上手く立ち上がれない。
その時、両面宿儺の、死滅の剣が、目の前まで迫り。
刺さった。
心臓を。
その後、滅多刺しに、して。
確実に…死ぬように。
そして、俺の感覚は、深い闇に飲まれた。