呪霊降濁

戦闘が続く中、神風たちは突然、周囲が静まり返るのを感じる。

「何だ…この気配は？」透が不安そうに言う。

その瞬間、空間が歪み、白川の姿が浮かび上がる。

「ここにいるぞ、神風！」彼の声が響く。

白川は地獄からの霊的な存在として、彼らの前に現れた。

「俺はまだ復活していない。しかし、力を貸すために来た。」

神風は驚きつつも、心のどこかで期待を抱く。

「白川…お前は本当にそこにいるのか？」

白川は手を伸ばし、周囲の魔物たちを指差す。

「彼らを倒せ、そして俺の意志を受け継げ！」

魔物たちが一斉に反応し、神風たちに襲いかかる。

透は立ち向かう。

「行くぞ、朱音！」

白川の霊的な力が神風たちに流れ込み、彼らの攻撃力が増す。

「これが、俺たちの力だ！」神風が叫ぶ。

朱音も力強く頷き、攻撃を仕掛ける。

「みんな、白川のためにも負けられない！」

白川は見守りながら、神風たちの戦いを導く。

「俺の力はお前たちと共にある。決して忘れるな！」

その言葉が仲間たちを奮い立たせ、戦闘の中で一層強くなる。