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僕は学園長に頼まれて、鏡舎にやって来た。

「ここが、みんなが消えた場所…」

鏡の装飾や灯り、様々な部分を観察したが、特に変な部分はなかった。

「…特に異変はないなぁ。本当にここで消えたのかな? 何かの間違いなんじゃ…?」

半信半疑になり、鏡舎を出ようとした、その瞬間。

爆風が巻き起こり、大きな鏡が現れた。

「なっ…!?」

大きな鏡は光り輝き、僕を引き寄せた。

「す、吸い込まれるっ!!!」

鏡舎の中が静まった。

爆風がおさまった鏡舎に、僕の姿はなかった。


「________うわあああぁあっっっ!!!!!」

僕は大理石の床に打ち付けられた。

「誰だ!? みんなっ、誰かが来たぞ!!!」

僕の周りに人が集まってくる。

いや…人、なのか?

全員がフードをかぶっている。そして、頬にバーコードが刻まれている。

僕の世界のアニメで、バーコードが刻まれているキャラクターとかがいた。

そのキャラクターは『奴隷』だった…。

こいつらも『奴隷』…だったりするのかな…。

「お前は誰だ!?」

「ぼ、僕は、オンボロ寮監督生のユウです…」

「か、監督生!?!?」

集まった全員がフードを脱いだ。

その人達は、見覚えのある顔をしていた。

「え、エース…? デュースに、リドル先輩、トレイ先輩、ケイト先輩…」

エースが僕に抱きついた。

「うっ、うぅっ…うわああぁああぁぁあぁぁあぁっっっっ!!!!!

「監督生ッ、生きていたんだな…!!」

「何だか、君の姿を見て安心してしまったよ…」

「けーくん心配したんだからね!? 無事で良かったぁ〜っっ」

「監督生…無事で何よりだ」

ハーツラビュルのみんなは、とっても寂しくて、僕のことを心配してくれていたらしい。

「レオナ先輩、ラギー先輩、ジャックも…」

サバナクローのみんなは、何が起きたかを理解しているようだ。

「おい草食動物…クロウリーの奴は、この状況を理解しているのか?」

「そうっスよ…陥れられたっス。」

「見損なったぜ、学園長…」

「あの、全く何のことだかわからないんだけど…。」

僕は戸惑った。すると、背後に大きな影が二つ聳え立った。

「小エビちゃん!!! 生きてたんだぁ!!!」

「本当に心配しましたよ。」

「学園長に対価を請求せずに取引するところでしたよ。」

「アズール先輩、ジェイド先輩、フロイド先輩。無事だったんですね!」

オクタヴィネルのみんなだ。

「監督生!!!!!!」

泣きじゃくりながら、リドル先輩くらいの身長の人が走ってくる。

「カリム先輩!?」

「カリム!! うろちょろするんじゃない!! 迷子にでもなったらどうするんだ!!」

「ジャミル先輩!! こんな状況でもカリム先輩の安全第一…!! 尊敬…!!」

すると、フロイド先輩が後ろに向かって手招きした。

「ほらぁ〜、おいで〜」

すると、走る音が近づいてきて、僕に突進してきた。

「監督生〜〜〜〜〜っっっっっ!!!!!」

「エペル!!! ヴィル先輩に、ルーク先輩!!!」

「アナタッ、化粧水はないかしら!?」

「えっ?」

「オーララ、ヴィルの美しい肌が乾燥してしまっているんだ。」

「私がアナタに毎日持って歩きなさいって言って渡した、クリアな瓶でタグのついた化粧水!! 持ってる!?!?」

「も、持ってます!! 毎日持っとけって言われたのに持っておかない人がどこにいるんですか!!!」

「ここよっ!!!!!」

ヴィル先輩がエペルを指差した。

そして僕が化粧水を渡した。

ポムフィオーレの人たちも、なんだかんだ元気そうだ。

「監督生さん!!!」

機械の稼働音が聞こえる。

機械の友達と言ったら、あの人しかいない。

オルトだ。

「オルト!!! …あれっ?? イデア先輩は??」

「兄さんは、多分この場所のマップデータを読み込んでいると思うよ!! マップデータを確保することができれば、攻略を開始することができるからね!!」

「そっか…みんな、この場所が何なのかを知りたいんだ。」

当たり前か。

いきなりここにテレポートしたんだから。

イグニハイドは一人いないが問題はなさそう。

「監督生!!」

透き通った声が響いた。

この声は…

「シルバー!! セベクに、リリア先輩!! ツノ太郎も!!!」

「お前っ、いい加減その呼び名を改めたらどうだ!?」

「セベク、何度も言っただろう。僕が許したんだ」

「おぉ、無事だったんじゃな!! 心配したぞ〜」

ディアソムニアの人たちもいつもと変わったところはない。

だけど、あともう一人、いや、あと一匹見つからない。

誰もいない世界の中で ツイステ×人狼ゲーム

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