テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
第5話 愛ってやつ
💚「……」
俺は、のあちゃんがお菓子を作る様子を見る。
手際はいい。
材料も正確。
失敗なんて全くない。
🩷「……」
だけど――。
💚「あ」
💛「どした」
俺は気づいた。
💚「のあちゃん。」
🩷「はい?」
💚「のあちゃんは最初お母さんにお菓子を作ってたんだよね?」
🩷「はい。」
💚「でも、なんかさ…最近、お菓子作りが作業みたいになってない?」
🩷「……」
のあちゃんの手が止まる。
💚「昔は、違ったんじゃないかな」
🩷「昔……」
💚「お母さん喜んでくれるかな、とか。おいしくできるかな、とか。」
のあちゃんは静かに考える。
🩷「……」
きっと、部長になってから。
失敗しないこと 。
完璧に作ること。
そればかりを考えていたんだ。
💚「お菓子って、作り方も大事だけど」
俺は笑う。
💚「食べる人のことを考えて作る時間も大事なんじゃないかな…?言わゆる、『愛』ってやつ?」
その日。
俺たちはみんなでお菓子を作った。
分量を間違えないように確認するたっつん。
楽しそうに笑いながら作るのあちゃん。
そして――。
💚「よーし!味見!」
🩷「じゃぱぱさん!まだ完成してませんよ」
💚「え、いいじゃん!」
🩷「ダメです笑」
💛「アホやなぁじゃぱぱは笑完成してから食べたほうが絶対おいしいって!笑」
💚「おいしくできるかなぁ」
🩷「舐めないでください、私家庭科部部長ですよ?笑」
楽しそうな笑い声が響く。
完成したお菓子を食べる。
🩷「……」
のあちゃんが目を丸くする。
🩷「おいしい!」
たっつんが笑った。
💛「よかったな」
のあちゃんは嬉しそうに笑う。
🩷「はい!」
窓の外では、新緑の葉が春の風に揺れていた。
なんでも相談部。
初めての相談。
初めて誰かの力になれた日。
俺は思った。
この部活を作ってよかった。
そして――。
仲間たちとこれからもっと、たくさんの人の「困った」を解決してあげたい
【5月上旬】
ここまで読んでくださりありがとうございます。
のあちゃんが無事においしいお菓子を作ることができてほんとによかった!
そして、次のお話は赤髪メッシュのあの子……?ちなみに、次のお話はついに体育祭編です。
コメント
1件
第5話、読んだよ~!のあさんのお菓子作り、最初は完璧すぎてちょっと寂しさを感じてたけど、みんなで作る時間が心をほぐしてくれたのがすごく伝わってきた。特に「食べる人のことを考えて作る時間も大事」って言葉、すごく響いたな。のあさんの「おいしい!」って笑顔が見えた気がして、こっちまでほっこりしたよ☺️ 次の体育祭も楽しみにしてるね!
#カラフルピーチ
ゆあくん/🖤❤️🪽
1,537
#じゃぱのあ