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流れ星が落ちる季節

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流れ星が落ちる季節

5 - 第5話夢幻回廊

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2022年08月12日

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いつもと違う風景の中を歩いている。

見慣れない道。

ふいに現れた分かれ道を曲がると……

小さな公園に出た。

街灯の下……

ベンチに座っている老人がいる。

近づいてみると、それは……

いつか見たことのある顔だった。

「……あなたですか?」

少し驚いて声をかけると、 老人はゆっくりとこちらを見た。

「やあ、また会ったね」

そう言って微笑みかける表情は、 やはり以前に見かけたときと同じように見えた。

「お元気そうですね」

「ああ、まぁな……」

言いながら、老人は笑った。

「今日はひとりかい?」

尋ねられて、僕はうなずく。

すると……

「座らないかね?」

不意にかけられた声の方を見ると、 そこには黒いローブを着た人物が立っていた。

顔はよく見えないけれど、どうやら男の人のようね。

「えぇ、ありがとうございます」

わたしはその人から少し離れた席へと腰掛けた。

そこは窓際のテーブルのひとつで、ちょうど月明かりがよく当たる位置にあったわ。

空を見上げると大きな満月が浮かんでいてとても綺麗だけど、今はそんなことを気にしている場合じゃないわよね。

「あのっ! 突然こんなことを聞くなんて失礼かもしれないですけど、ここって一体どこなんですか!?」

「ここは、夢幻回廊と呼ばれる場所だよ。キミ達人間の言葉で言えば『夢の中』ということになるだろうか」

「ゆ、め……?……」

ぼんやりとした意識のなか、 僕は目を覚ました。……見慣れない天井。

一瞬、自分がどこにいるのか分からなくなる。

(そうだ!)

僕は慌てて飛び起きた。

まだ少し頭がぼうっとしているけれど、 そんなことを言ってはいられなかった。僕は急いでベッドから抜け出すと、 部屋のドアノブに手をかける。

けれども……それはガチャリという音と共に、 僕の手を拒んだ。……どうやら内側から鍵がかけられているらしい。

それに気づいた瞬間、 僕の頭の中は急速に覚醒していった。

ここはどこなのか……? 僕はどうしてここにいるのか……? 思い出せないことが多すぎる。

けれども、とりあえず今は考えている暇がない。

僕はすぐに別の手段を考えた。

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