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me side.
私の家はお母さんがファッションブランドの会社を立ち上げた事がきっかけで、とても裕福な生活が送れている。
だけど、お父さんは作曲を学びにオーストリアのウィーンに行ってからここ3 , 4年程会えていない。
正直私はお父さんと関わる時間が少なかったし、あまりいい思い出はないけど…
そんなことは置いといて、今日は待ちに待った防彈高校の入学式。
学校の事前説明会の資料をお母さんに見せてもらうと、どうやら執事は朝教室に居るらしい。
優しい人がいいな..あ、かっこいい人かな…と柄にも無く浮かれて居るとあっという間に家を出る時間になってしまった。
急いで制服に袖を通した時に、多少の緊張感を覚えた。
ふーっと深呼吸を1回し、昨日準備しておいた鞄を持って家を出た。
「お母さん、行ってきます!」
すると優しく
「いってらっしゃい、楽しんでくるのよ!」
と笑顔で手を振り返してくれた。
お母さんからの応援もあったからか、学校までの足取りがとても軽かった。
next…