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泣きかけました
ぁ、好きだわ ...
新連載 なまもの
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部屋は
血まみれで
鉄の匂いがする
そして、俺の腕なんて
伸びた爪で傷つける日々
こんな醜い姿になって
こんな髪色で生まれてきて
こんな怖い目で生まれてきた
みんなの髪色は明るかったり、大人しい色
こんな俺だから、
毎日が同じことを繰り返す日々
伸びていた髪がストレスで少しずつ抜け
俺の腕は傷だらけ
床には
染み込んだ血
俺と比べてみんなは
人気もの
成績だって上位
それに比べて俺は
嫌われてて
成績は下から数えた方がいい
生きずらいなッ……
そう思いながら
1粒の涙を流した
部屋にこもってても
いいことなんてない
外に出てもいいことなんてない
生きずらい世界
みんなが自由で
俺だけ苦しい
俺がこんなになったのは
親が関係してる訳じゃない
簡単言えば
浮気
浮気した人のせいで
俺の”ハジメテ”も奪われた
キスもそれ以上のことも
奪われた
親は心配してくれるが
俺は人間不信なせいで
》ごめんねッ……
親の謝罪の声が聞こえた
どうやら
会社の都合で海外に行くことになったらしい
そんなアニメみたいなことがあるんだ
っと心の中で囁いた
》だからッ…家庭教師とか、毎週呼んでるからッ
赫「ッ…はッ…?」
いまさらなんだよ
》ごめんッ…
》お母さんたちは、心配なの
》最後くらい信じてッ……?
最後ねッ…〜
赫「分かったよ、っ」
》ありがとうッ…
》またねッ…
その言葉を発した後は静かな音だけ聞こえていた
ッ…
ざくっ、……しゅ、ぅッ、
赫「ッ…、」
こんなことをしているうちに
貧血だからか、意識を失っていた
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いっぱい連載はありますが
この連載も時々放置になるかもしれません
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