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4人はアンケートを早く終わらせて、
阿須と彗は和国に行って、食事に。
蒼と麗乃は真っ直ぐ家に向かって帰って行った。
和国
阿須と彗が歩いている途中、急に大きな爆発音が聞こえた。
「なんだ?今の爆発音。」
「わかんねぇ。阿須、行ってみよ」
「だな。」
阿須と彗は爆発音がした方向へ向かった。
到着し、そこには爆発に巻き込まれ、血まみれで倒れた人達が沢山居た。
「派手にやられてんな…、 」
「とりあえず怪我人の手当だな。麗乃呼ぶ?」
「頼んだ。」
阿須が住人に声をかけている間に、彗は麗乃と自分の隊を呼んだ。
「俺はここの対応をする。皆は外の探索に行って欲しい。もしかしたらまだいるかもしれない。」
「分かりました。稲妻様。」
彗は、自分の隊を探索に行かせ、麗乃に話しかけにいった。
「麗乃、皆の様子は?」
「重症の人は重症ね…。やけどが凄いのよ。」
「回復は出来そう?」
「うん、できる。やけどだから時間はかかるけど。」
「麗乃、よろしく。」
一方阿須は高い建物の上に登り、周りを見渡してまだいるのではと確認をしていた
「くっそ、いねぇ。誰なんだよ…。」
「阿須兄ちゃーん!!!!!」
高い声で阿須のことを呼ぶ男女3人組がいた。
まだ学校通い子供3人だ。
「おー、はなまる。どうした?」
「さっき、大きな羽織を羽織ったお兄ちゃんが森の方へ、何かに乗って飛んでいっちゃったんだよ!!!!」
「なに?!」
阿須に声をかけたのは、花丸という男の子だ。もう1人の男の子は無口であまり喋らない律。隣にいる気の強い女の子は、晴美。
「くっそ、もう間に合わねぇな。3人共、教えてくれてありがとうな。」
「もちろんだっつーの!!」
花丸は少し特徴のある喋り方をする。
将来阿須のように立派になりたいとよく言っている。だからこそ、阿須に褒められるとドヤ顔で顔を見せる。
その後、花丸達は家に帰っていき、阿須は探索を続けた。
(なんで何もいねぇんだ。誰かしら居そうではあったんだが。でも、飛んで行ったって言ってたっけな。じゃあ、もう追いつけねぇな。)
「おい!バカ阿須!!!」
「うおっ!なんだよ!クソ蒼。」
「ずーーーっと呼んでるのに気づかないお前が悪い。追いかけないの?ってずっと聞いてるじゃん。」
阿須が考え事をしてる間に蒼はずっと阿須に声をかけていたらしい。考え事をすると周りが全く見えなくなるのは阿須の癖。
「チッ、追いかけねぇよ。今更追いかけても追いつかねぇ。 」
「他のとこでこんな目にあってる人がいたらどうするの?」
「おい。テメェはしばらく経ってるのに、敵を追いかけられるのか?完璧に。出来ねぇこと言うんじゃねぇ。」
「なんなの、そんなに怒って。」
「黙れ」
蒼は不機嫌そうに麗乃の元に向かった。
相当のけが人らしく、麗乃1人では手当しきれない。蒼も一応医療出来なくもないので手伝いに行った。蒼とすれ違った彗は蒼に
「何かあったの?」
と聞いたが、蒼は怒っていて、「知らない」としか答えてくれなかった。
「おい。阿須…、お前話しかけられただけで顔真っ赤にしてんじゃねぇよ。蒼のこと好きなのバレバレだよ。」
「う、うるせぇな…!!!!!!もう!!!」
続く