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【1話完結】
ドッキリGP 生贄ドッキリ 参考
🧡+8人
(3600文字)
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とある番組のロケで孤島にやってきた9人。
村人達のサポートもあり、無事にロケを終えた。
しかし、誰も予想はできなかった。
こんなことになるなんて。
静まり返った森の奥、村人たちが儀式を行う神殿の跡地。
遅れて到着した向井が息を切らして足を踏み入れた瞬間、目の前に広がっていたのは、信じがたい光景だった。
石造りの冷たい祭壇の上に、メンバー全員が身動きの取れない状態で座らされていた。
全員の口には猿轡がはめられ、くぐもった「んっ…!んーーっ!!」という声と、恐怖に満ちた瞳だけが、必死に向井の姿を捉えている。
肌にはうっすらと土や縄の跡がつき、完璧に「生贄」として仕上げられてしまっていた。
🧡「みんなっ…!」
血の気が引く思いで叫びながら、向井がたまらず祭壇へと駆け寄ろうとしたその時__
背後から忍び寄る複数の気配。
振り返る間もなく、ガッシリとした屈強な村人たち数人が向井の両腕を抑えつけ、地面へとねじ伏せた。
🧡「離せ…!みんなを助けるっ…!」
もがき苦しみながら叫ぶ向井の声も虚しく、村人達の冷徹な手によって、向井もまた別の太い縄で体を厳しく縛り上げられていく。
暴れる隙すら与えられず、向井の口にも同じようにガッチリと猿轡がはめられた。
🧡「むぐっ…っ!」
言葉を奪われ、乱暴に引きずられるようにして連れて行かれたのは、他の8人が座らされている祭壇のすぐ隣。
村人達は向井を無造作に押し倒し、冷たい石の床に固定した。
視線の先には、猿轡をはめられ涙を浮かべながら必死にこちらを見つめるメンバーたち。
誰もが助けを求めるように、そして向かいの無事を祈るようにくぐもった声を震わせていた。
暗闇の中から響き渡る不気味な鐘の音。
揺らめく松明の赤い炎。
儀式が幕を開ける。
🧡「んっ…!んーーっ…!」
向井は激しく体を震わせ、縄を引きちぎらんばかりに暴れる。
仲間をこんな目に合わせた怒りと、一刻も早く解放したいという焦りが、向かいの理性を完全に吹き飛ばしている。
その様子を見た、儀式の中心に立つ長老らしき村人が、冷徹な笑みを浮かべて手をあげる。
「騒ぐな。暴れれば暴れるほど、この生贄達の命が縮まるぞ」
村人の一人が、祭壇の上の渡辺の傍らへと歩み寄った。
手にした錆びた鋭い刃物が、恐怖に震える渡辺の白く細い首筋にぴたりとあてがわれる。
💙「っ…!んーーっ!」
渡辺の瞳から大粒の涙がこぼれ落ち、息を呑む音が静寂に響く。
刃物がわずかに押し付けられた瞬間。
渡辺の首筋からツーっと一筋の生温かい赤い血が滲み出し、白い肌を濡らした。
🧡「しょっぴーっ…!」
向井の喉から、猿轡越しに絶叫のような掠れた声が漏れる。
それを見た村人は冷ややかに告げた。
「おい、異国の者よ。よく見ろ。この者達の命をどうするかは、お前の態度次第だ」
村人は刃物を渡辺の首から離さぬまま、向井を冷徹に見下ろした。
「元より、我々が祀る島の神が求めていたのは、お前のような強い霊感と生気を宿す特別な体…。始めからお前一人で十分だったのだ。だが、こいつらが余計な場所に踏み込んだゆえに、こうして生贄の列に加わった」
村人はニヤリと笑い、向井に選択を突きつける。
「仲間を助けたければ、自分の口でハッキリと言うがいい。『自分が全ての身代わりになる』と。そう誓うなら、この8人は今すぐ解放してやろう」
🧡「んっ…!んっ…‼︎」
向井は血走り、潤んだ目で仲間達を見渡した。
岩本は「ダメだ!」と首を激しく横に振り、
深澤や阿部、宮舘も必死に目を丸くして拒絶の意思を示す。
ラウールや目黒、佐久間も涙を流しながら「やめて」と懇願するようにうめき声をあげていた。
渡辺は首から血を流したまま、向井を見つめて震えている。
ここで自分が折れなければ、みんなが殺される。
みんなの笑顔も、ステージ上の煌めきも、全てこんなところで失うわけには行かない。
向井は息を大きく吸い込むと、必死に村人を睨みつけ、泥臭く叫んだ。
🧡「身代わり、になるっ…!だから、みんなを…放せっ!」
決死の覚悟と強い意志は、村人達にもハッキリと伝わった。
「よく言った。神もさぞお喜びになられるだろう」
村人は満足げに頷くと、渡辺の首から刃物を話し、手下に合図を送った。
すぐに別の村人達が向井を取り押さえ、暴れる間もなく、首筋に手刀を打ち下ろす。
🧡「うっ…」
強烈な衝撃と共に、向井の意識はプツリと途切れた。
ぐったりと力を失った向井の身体は、そのまま村人達に担ぎ上げられ、祭壇の裏手に広がる、誰も足を踏み入れない森の奥へと連れ去られていく。
💛「康二ーーっ!」
拘束を解かれた岩本達が、一斉に叫び声を上げた。
縄を自力で、あるいは仲間同士で必死に解き放った8人は、恐怖と疲労も忘れて立ち上がる。
首筋から血を流したままの渡辺が、向かいの消えた闇の奥を睨み据える。
💛「行くぞ!康二を絶対に取り戻す!」
岩本が低く、揺るぎない強い決意を込めて声を張る。
💙「あぁ、当たり前だ。あいつを一人になんてさせるかよ」
仲間を取り戻すため、向かいの救出作戦が静かに、激しく動き出した。
森のさらに奥深く、鬱蒼と木々が茂る洞窟の最奥。
そこには、島の神を祀るための禍々しい祭壇が静かに佇んでいた。
冷たい石の床の上で、向井はゆっくりと意識を取り戻した。
頭が割れるように痛む。
両手足は太いツルのような植物でガチガチに縛り上げられ、身動き一つ取れない。
口には再び硬い猿轡がはめられ、掠れた呼吸音が洞窟の闇に虚しく反響した。
🧡「んっ…!?」
視界の先には、おどろおどろしい仮面をつけた村の長老と、異様な装飾を身に纏った「島の神」と呼ばれる存在が立っていた。
神の仮面を被ったその巨体な男が、ねとっとした視線を向井の身体に這わせるように近づいてくる。
「よくぞ目覚めた。お前のその強い生気と霊感、そしてこの美しい身体は、我が神への最高の捧げ物だ…!」
冷たい手が向井の頬を撫で、抵抗する間もなく、着ていた衣服を乱暴に引き裂いていく。
胸部や腹部にも手を這わせ、溢れ出る生気をその肌から吸収する。
🧡「いやだ…やめてっ…」
声にならない叫びを上げても、肌を直接焼くような熱を帯びた神の執着は止まらない。
恐怖と屈辱に、向井の目から大粒の涙がこぼれ落ちる。
異様な儀式の熱気と肌を這い回る冷徹な感触に、向井の意識が再びフツフツと白濁していく。
ーーもう、ダメや…みんな、ごめんな…
向井が諦めかけたその瞬間だった。
💛「そこまでだっ!」
洞窟の入り口から、静寂を切り裂くような岩本の力強い怒号が轟いた。
村人達が振り返った次の瞬間、闇の中から一斉に飛び込んできたのは、迫りくる村人達によって傷だらけになりながらも、鬼気迫る表情をしたメンバー達。
先頭を切って飛び出した岩本が、神の横腹に蹴りを入れる。
深澤と阿部は手分けして村人達の行動範囲を狭め、
目黒とラウールが長身を活かし圧倒的な体躯で周囲の村人達を次々とねじ伏せる。
渡辺、宮舘、佐久間は迷わず向井の元へと駆け寄った。
💙「康二…っ!遅くなってごめん!」
渡辺は自分の首筋にまだ残る血の跡も省みず、皮脂の形相で向井を縛るツルを引きちぎる。
そして、素早く向井の口から猿轡を外した。
🧡「はぁっ、はぁっ…みんなっ…!」
自由になった口から、向井は堰を切ったように荒い息を吐き出し、迎えにきてくれた仲間達の顔を見て号泣した。
向井のボロボロになった姿と剥き出しになった肌を見た岩本、目黒、ラウール達の瞳に、怒りの炎が宿る。
💛「よくも康二に手を出してくれたな…!」
恐怖に震える長老を鋭く睨みつける。
💛「二度と俺たちの大切な仲間に手を出すな。…いくぞ、みんな!」
岩本の合図と共に、8人は向井をしっかりと中心に守り固めながら、一斉に洞窟を駆け抜けた。
数日後。
全ての悪夢が嘘だったかのように、朝日が眩しく差し込むホテルの一室。
そこにはすっかり元気を取り戻したSnowManの姿があった。
💜「いやぁ、あの時はマジで死ぬかと思ったわ…」
深澤がコーヒーを啜りながら苦笑いする。
💙「いや、お前が一番ビビり倒してたろ」
🩷「顔死んでたもんな」
🧡「でも、みんなが来てくれた時、ほんまに心強かった…」
🧡「ありがとう、みんな」
向井が少し照れくさそうに、けれど心からの笑顔で頭を下げる。
その言葉に、岩本は優しく微笑みながら向井の肩に手をのせる。
💛「当たり前だろ。俺たちは9人で1つなんだから。どこにいたって、絶対に助けに行くよ」
🤍「そうそう!次はもっと平和なロケがいいよね!」
9人の笑い声が青空へと広がっていく。
いつもと変わらない、けれど今まで以上に固い絆で結ばれた笑顔を取り戻し、賑やかな日常へと戻っていくのだった。
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「神の眠る島」
ーENDー
#SnowMan
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