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sha「…??」
俺が困惑して何も言葉を発せずいいると
rbrさんから先に話し始めた。
rb「ああ、びっくりさせてごめんね
最近君のクラスの担任が学校に来てなかったのは分かるよね。実は君の担任、不祥事を起こして今警察にいるんだ」
「その先生、担当教科古文だったでしょ?君の担任、もう戻ってこないと思うからとりあえずの穴埋めで俺が入ったの。」
有り得ない出来事を淡々と話すため、
「ぇ…ぁ…そうなんですね…」
としか言えなかった。
そんな俺を見てrbrさん…先生…?はニコッと笑い、
「じゃあ俺は次の家に行ってくるから明日からよろしくなー」と言ってバタンッと玄関の扉を閉めた。
sha「あいつ、女子の足ばっかり見てたし変な噂出回ってたしなんかやりそうとは思ったけど…まさか本当にやるとは…。」
未だ状況が呑み込めない俺はrbr先生が先程話したことを復唱しながら何となくリビングの時計を見る。
18:12
「もうちょうどいい時間だな…飯食うか。」
母さんの手紙を除けて、電子レンジにオムライスを入れる。
「なんか面白いテレビあってないかな〜…」
真っ暗なテレビ画面がパッと明るくなる。
今の時間帯ニュース番組しかあってないんだよな…」ぽちぽちとリモコンを操作しながら色々なチャンネルを見ていく…
『─○○高校の教員が逮捕されました。』
sha「俺の高校じゃん!?」
よくこんな小さい村の事件見つけるなあ…
そんなことを考えているとちょうどレンジの音が鳴った。
sha「お、できたか」
帰ってから何も食べていなかったため、わくわくしながらオムライスをテーブルへ運ぶ。
「いただきまーす!」
やはり母さんが作るオムライスは格別だ。
母さんが作る料理はどれも美味しいけどその中でも俺がダントツで好きなのがオムライスだ。他の家庭のオムライスは食べたことがないが、どこかほんのり甘い気がして大好きだ。
黙々と食べているうちにもう無くなってしまった。
sha「そーいや、冷蔵庫にプリンがあったって書いてたよなぁ…」
冷蔵庫を開けると有名店の限定プリンがふたつ置いてあった。
sha「ええ!?限定プリンじゃん!」
甘いものに目がない俺は、ここの地域のスイーツ店の最新情報は逐一チェックしているためそれがすぐ限定プリンだと分かった。その店は俺の高校の生徒の溜まり場になっていることが多い為、スイーツを買いに行こうとも、中々出向けずにいた。
sha「母さん…ありがとう…」
プリンのサイズこそ小さいもののプリンのいい所が全て詰まっているような味がして本当に幸せな味がした。
あっという間に食べ終わったところですぐ2階へ駆け上がり机と向かい合わせになり勉強を再開する。いつもなら食べ終わったあとはテレビを見たりスマホを見たりしているが、今週はテストがあるから勉強を徹底しないといけないのだ。数学…地理…理科…あとやってないのは…
sha「あ。」
古文……勉強しないとと思ってバックに入れていた古文の教科書が目に入る。
「う”ーん……どうしよう…」
時刻は24:23。やろうと思えばやれる時間…でもまだテストまであと2日あるし…
疲れたし今日はとりあえず寝よう。逃げたら駄目なのは分かっているがどうしてもやる気になれなくてそそくさと勉強道具を片付ける。寝る準備が完了し、布団に入ると明日のことを考える。明日…rbr先生が来るのか…俺の担任…しかも古文担当…テスト…古文だけ毎回赤点だし、マンツーマンで補習することになったら嫌だなあ。
そんなことを考えつつ、眠りにつく。
ピピ…ピピピ……
sha「ん”ぁ〜眠…」
5:32
俺はテストの週早く登校して勉強するという自分なりの日課がある為、今日は早起きだ。
まだ眠たい目を擦りながら洗面台へ向かう
sha「髪もそろそろ切らないとなぁ…」
肩まで伸びた髪は栗色で綺麗なストレートだ。本当は男らしくセンター分けだとか、オールバックだとかそんな髪型にしてみたいが正直この髪型も結構気に入っている。
顔を洗って、リビングに行くと母さんが帰っているようだった。
母さんは自分の部屋で規則正しく寝息を立て、ぐっすり眠っている。母さんの部屋の扉をそっと閉めると、キッチンに立って朝食の準備をする。準備と言ってもトーストをオーブンで焼いてインスタントスープに沸騰したお湯を入れるだけだ。
準備が終わると、テレビを点けてトーストを齧る。サクサクしててとても美味しい。
sha「あ、今日雨か…傘もっていかないと。」
雨の日は嫌いだ。俺は普段徒歩で学校へ向かっている為、傘をさしていても道にある水溜まりに足を突っ込んで靴の中に水が染み込んで靴下までびしょ濡れになってしまう。嫌だなあと思いつつ、朝ごはんを食べ終わり、食器を洗って制服に着替える。
時刻は6:52
今日は少し早く準備が出来たから早めに出よう。誰も起きていない家に小声で
「行ってきまーす」と呟く。
外に出るとやはり雨が降っていた。大雨ではないことが不幸中の幸いだ。
いつもなら村のおじさんやおばさんが朝の散歩をしている頃だが、さすがに今日はいないみたいだ
チャプ…チャプ…と足音を立てながら
ヒビだらけのコンクリートの上を歩く。
そういえば今日rbr先生が来るんだったよな…顔、あんまり見てなかったからちょっと楽しみだな。
そんなことを思っていたら校門につく。
学校の時計は7:01を指している。
どうやら俺以外の生徒はまだ登校していないようだ。傘の水気を取って折り畳んだら
靴箱に靴をしまって自分の教室へ向かう。
誰もいない俺の足音だけが響き渡る静かで暗い廊下はなんだか怖い気もしたが、
特別な気もした。
自分の教室へ行ってガラガラとドアを開けると、rbr先生らしき人が教卓で作業を していた。
sha「おはよーございます…」
rbr「ああ、shaくんかな?おはよう。君が教室一番乗りだよ」
sha「あはは、テスト週間だから早めに来たんですrbr先生も早いですね!なにしてたんですか?」
rbr 「二年二組の生徒の名簿とか、色々見てたんだ、やっぱり担任になるからには生徒のことを知っておかないとと思って。」
勉強熱心な先生なんだな…前の担任とは大違いだ。あいつ女ばっか贔屓してたし。
sha「そうなんですね。」
rbr「〜〜」
sha「〜〜〜!」
少し話をして自分の席に着く。
さて、今日は何から始めようか…
そういえばここの公式まだ曖昧だったな…
………
俺が勉強しているうちに続々と教室に生徒が入ってくる。そろそろ
勉強もやめるかぁ、とぐぐっと背伸びする。
sha「朝から結構な量やったな〜数学は完璧だ。」
午前は8:28
ホームルームの時間だ。
rbr「席につけ〜ホームルーム始めるぞ」
sypciのストーリー思い浮かんだので近々上げるつもりです