あの日、僕はキキョウの花輪を壊された、それを知っていたんだ、、、、、
『また作ってくれたのか?』
ショウカは頷く、
『お前はショウカなんだよな……』
またショウカは頷く
僕は精一杯ショウカを抱きしめた
『ごめん、、今まで気づかなくて、、、お前がショウカだってこと、それと会えなかった、、、僕は、、』
『ショウカが大好きなんだ‼️』
告白した、まだ夕日も沈みきってない、ほかの小学生も居る、、でも関係ない、僕はショウカが好きだったんだ、今伝えないと….
そう言うとショウカは僕に体を寄せてきた、そして、家に帰ろうと言わんばかりに歩いていた
『ああ、そうだよな、そろそろ帰らないとな』
『花輪を付けながら歩く、周りからはかなりの変人に思われるだろう、でもそれくらい嬉しいプレゼントなんだ、
そしてアパートに向かう途中には、
昇華が死んだ交差点がある、そこに着いた
赤信号だ
『ここ覚えてるか、』
そう聞いた
『にゃあ、、』
すぐに帰ってきた、おそらく、過去のことも覚えているのだろう、僕が前々から宿題を気にかけていれば、昇華はしななかったかもしれない、
そう思いながら、赤信号をまつ、後10秒程度だ、
その時、
あの黒い猫だ、、、、青い目をした、かなり猫背の猫
何か嫌な予感がする、、、、
その猫に向かってショウカが思いっきり襲い掛かる、
『まて!ショウカ‼️』
そう大声で叫ぶ
目の前には鉄の板が….
グチャ、、、、、、
ゴツ
『いたたたたたた』
よかった、動ける程度ではある、まて、、、ショウカは?ショウカは?どうなった?
そうやって右を見る、
『あ、、、』
ショウカはグチャグチャだった、、、
おまけにショウカからもらった花輪も吹っ飛ばされボロボロだった、、、
目の前には黒猫が、、、
(間違いない….あの青い目、姿勢、、そして何より、あの笑い、僕の大切なものを奪い続ける)
(あれは、、、父さんだ…..)
そう思った、幸い人は休日であまりいなかった僕は痛む体に鞭打って、その猫を追いかけた、その猫は逃げる、でも僕は追いかけ続ける、どこまでも走り続ける、あいつを、、あいつを僕の手で殺すんだ、、、、
何時間も走っていた、山に入った、周りはもう真っ暗だ、そもそもずっと走り続ける体力なんてない、でも、その時は怨嗟の力で足をすすめていた、とうとう父さんの逃げ場が無くなった、、、
『捕まえたぞ、、オラッ!』
僕は本気で怒った、父さんも僕の顔を引っ掻いてきた、とてもいたい、さらに僕のひ弱なパンチじゃ全然父さんも怯まない、でも、
(やられっぱなしなんだよ…..)
こいつには大切なものを奪われた、ショウカを2度も失ったんだ、、、こいつはいつも僕の大切なものをこわし、引き離す、
僕と父さんは取っ組み合いになった、なかなかくたばってくれない、さっきまでずっと走ってたことから、僕の体力も限界だ、でも、それでも体は動くんだ、絶対にこいつを……
ド、、、、、
父さんの頬を右手で思いっきり殴った、、、
それ以降父さんは動かなくなった、でも冷静さを欠いた僕はそれに気づかず
何度も何度も何度も何度も、、、グチャグチャになっても何度も殴り続けた、最終的には、反撃もなく、内臓がグチャグチャになったところで初めて殴るのをやめた、勝ったんだ、、、
敵を取れたんだ!!
父さんを殺すことができた、でも何だこの空虚は、、、
父さんを殺したところでなにも戻ってこない、、
僕は自分の心の空虚を持て余した
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