【 時透side 】
時透「……ケンカップルってなに。」
五条「知らね。」
検定終了後、
ブースに移動しお目当てのマンゴーパフェを待っている私達。
2分ほど前に
私のことをおねえーさんと五条が熱弁していたことに
引いたのは内緒のお話。
検定結果の“ ケンカップル ” は馴染みのない言葉。
時透「…他にどんな種類があるってのよ。」
五条「……それは、アレだ、身長差カップル〜とか、美男美女カップル〜とか」
時透「熟年カップル〜とか?」
五条「それは夫婦だろ。」
スタッフ「お待たせしました。マンゴーパフェです。」
五条・時透「「!」」
時透「ふぉぉぉぉ!!これがマンゴーパフェ!!」
五条「…うまそうだな」
時透「だな。」
五条「……いただきます。」
時透「いただきますっ!」
五条「いけるなこれ。」
時透「とろける甘さ…」
ほんと、私ってばよくぞ検定を乗り越えた。
スタッフ「あの〜…」
私たちの席に歩いてきたのはさっきのおねえーさん。
スタッフ「写真撮影、いいですか?」
時透「写真撮影?」
スタッフ「はい。ポスターにも記載しておいたんですが…」
五条「いいっすよ。」
スタッフ「ありがとうございます!」
どうやら検定の宣伝のために、
この夏の間、検定を受けたカップルの写真を貼っておくらしい。
時透「……別にいいけど、、」
これが暁とパピーにバレたら
まず確実に五条は【ピー】されるだろうな。
時透(ま、いっか。)←
この一口を食べ終えたらピースでもするか。
時透(あー_
“ パシっ ”
時透(??)
え、なんで手首掴んだのこいつ。
と、思ったのもつかの間、
_ん)
“ パクっ ”
五条は(ソロで)あーんをしたのだった。
時透「わ、私のマンゴーパフェ、、、なにすんだこのやろぉぉ!!_____“ ムグッ ”___」
五条「はいはい。これでおあいこな。」
五条「撮れました?」
スタッフ「…………ばっちしです!」
スタッフ(あかんて。ベストショットすぎる、、鼻血でそう。)
時透「まったく、、あの写真がナミ(仮)に見られたらどうしてくれんのよ。」
五条「そいつ実在してたのか。」
時透「(仮)ってつけてんでしょ、例えよ、例え。」
時透「でもホント、同中の人に見られて噂でもされたらどーしよ、、」
五条「…………そんときはさ、」
時透「?」
五条「*そんときは事実にすればいいだろ。*」
時透「ん。______________ん??え、」
こいつ今とんでもないこと言ったよね??
しかもさらっと。
時透「それって_______
付き合うってこと?_______
五条「例えばの話に決まってんだろ、例えば。」
五条「お前みたいなブスが一丁前に噂されるワケねーから。自惚れんな貧乳。」
時透「💢誰が貧乳だ!!」
五条「お前。」
時透「うんうん、わかった。あんたは砂に埋葬してあげるわ。」
拝啓 “ あーん×2を(勝手に)した ” 君へ
ほんのちょっと、
ほんとうにちょっとだけ
ドキッとしたのは
たぶん夏のせい。
だから勘違いすんなよ白髪。