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「あ!獅子野くん!大丈夫だった、?」
「あ、田中さん」
教室にもう戻っていたのかな?
「獅子野くん、顔真っ赤だけど、なんかあった、?」
「えっ、」
たしかに、ほんのりと頬が暑い。
さっきのかな、
「てか、次体育だよ!着替えよ!」
「あ、うん。」
なんだ、頭が、痛い、
今日は、よりによってバスケの日か、
この試合が終わったら、僕達の試合、か
ふぅ、と息を整える。
まずい、体がふわふわする、
バタン
その場から立とうと思ったら、全身の力が抜け、倒れてしまう。
そして、意識も手放した。