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にゃんぱすー、を変えようかなと検討中。
9話です
戸貝 冬美
転校生が来た。
とても気のいい子で、仕草一つとっても役が立つ。
何かあれば、それに向かって全力を注ぎ込むように取り組み、反応するような子だ。
天然も入り、少しだがドジやらかすような感じでもわざとらしさがないので、多分素でやらかすタイプなのである。
おまけに、顔が立つときた。
男子という野蛮生物に襲われないわけない…なんてことは、ない。
今言った全てをかき消すほどにぎやかなのだ。
元気っ子であるのは全然いいのだが、続けられると、溜まったもんじゃないのである。
それを裏付けるかのように、コミケ前の小説を書く美晴、そのイラストを書く千蔭がつかれた目で3日目の朝、「おはよホォ゛」と言ってきたのである。
あの顔は、徹夜で作業しないとならないのだが…
とりあえず昨日何があったのか、諸々聞いて見ると、学校に残って勉強を教えていたら、下校時間になり、燕ちゃんに泣きつかれ、道端で教えていたという。その時の疲れが溜まっているらしい。
疲れ切った美晴はポーカーフェイスであるものの声が明らかに疲れているので、声と顔とのギャップで何だが気持ち悪い。
千蔭は、無表情で何も言わず、というか何も聞かずに仮死状態となっている。
そんな二人を見て私は、勉強してなくて良かった、と始めて勉強をしない自分に感謝した。
そんな二人がいたせいか、燕ちゃんは二人のことをチラミしまくっている、なぞの三角形が誕生した。
空間がなんか、居心地悪いので腹痛いと言っていま絶賛サボり中である。
そして放課後燕ちゃんがお見舞いに来てくれたのだが、サボりだったので心がかなり傷んだ。
ガチの目だった。