名古屋でのドームツアーが終わったら,寂しくなるなと深澤は考えていた。
それまでにはこの気持ちを伝えてみようと思う。
だが、相手が悪い。
簡単に受け入れてくれるはずがない。
深澤ーん〜。
佐久間ーふっか、どうした?
深澤ーいや、ツアーも名古屋だけになったな。
佐久間ーあっという間に最終公演になりそうだな。
深澤ー最後まで頑張ろうぜ。
佐久間ーおぅ。
今夜はバラエティの収録をしている。
あいつは目黒と笑ってる。
ラウールもやってきた。
深澤は自分の気持ちを言うか迷ってる。
あっ、目が合った。
でもそれだけ。
岩本ー難しい顔してるな。
深澤ーん、難しい問題を抱えてる。
岩本ー相談になら乗るぞ。
深澤ーありがと、大丈夫。
バラエティ番組とかではMCを担当する深澤。
今夜もいつも通り進行していた。
あっ、また目が合った。
自分はそんなに見てるかなと思う。
深澤は岩本と渡辺と楽屋が一緒。
楽屋に戻り思わずため息を吐いた。
2本録りの後1本まで少し時間がある。
渡辺が台本を広げはじめた。
岩本は腹筋をしている。
深澤はふらりと目黒の楽屋に行った。
ラウールと向井と目黒の楽屋。
目黒は渡辺と同じく台本を読んでいた。
邪魔になるから,退散した。
どこへ行こうか。
あの楽屋にはあいつがいる。
それでも、足はその楽屋に向かっている。
深澤ーまいど〜。
佐久間ーどうした?
宮舘ーもうすぐ次の収録始まるよ?
阿部ーケーキあるけど食べる?
深澤ーいや、しょっぴーもめめも台本読んでて邪魔になりそうで。
佐久間ーここはドラマ出るやついないからな。
深澤ーうん。
あっまた目が合った。
ケーキを出してくれてる。
阿部ーまぁまぁ、ケーキでも。
深澤ーいただきます。
佐久間ー美味しいから。
深澤ーん、美味しい。
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