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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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【注意 】

・☃️が今までドラマで演じてきた役が出てきます

・ドラマのネタバレを含むかも知れませんのでご注意ください

・また、キャラの性格や口調が異なる場合がありますのでご了承ください

・捏造の物語です

・ご本人様とは関係ありません

↓↓↓↓↓







♢  side Miura Kai

サラリーマンの「山本 照久」って言うお兄さんに生徒手帳を拾ってもらった。俺はその人の俺を見つけた時の笑顔を見て、この人は信頼出来るなってふと思った。だから俺の話に付き合って欲しくて、彼を引き止めた。

喋っていて、少し抜けてる部分もあってお調子者だなと思う部分はあったけど、初めてこんなに大人を信頼した。

……そんなお兄さんは会社に行ってしまったし、俺は学校をサボったから少し散歩でもしようかと歩いていると。

『だ、だれかッ、助けて、!!』

前から大学生の様な人が慌てた顔をして走ってくる。

「……?、」

『っはぁ、っはぁ……!』

「……あの、大丈夫ですか。」

『った、助けて、ッ!!ヤバい奴に追われてて!!』

「……こっちに来て、隠れてて。」

『っえ、あ、わ、かりました……、』

死角になる所にその人を匿った。すると、その後を追うかの様にバッドを持った如何にもって感じの男が3人ほど走ってくる。

『おいお前!!』

「……はい?」

『こっちに大学生みてぇな男走ってこなかったか!?』

「あー……あっちに行きましたけど。」

と、匿っている場所とは逆の方を指差す。

『チッ……あの野郎……!!』

そしてその方向へ再び走っていく。

「……もう大丈夫ですよ。」

『っはぁぁ……助かった……ありがとう、』

「何したらあんな奴らに追われるんですか。」

『知らないよ……ただ友達3人とバイトしてただけなのに、急に追われて……バラバラになって逃げてきて、』

「……それ危ないバイトとかじゃ無いですよね。」

『……まぁ、こういうのちょっと興味あるって言うか……オカルトじみたバイトでさ、俺オカルト大好きなんだよね。』

「その友達は?」

『とりあえず後で連絡するよ……今はちょっと精神整えたい……。』

「……。」

『……ふぅ……てかホントにありがとう、マジで助かった。』

「いえ……悪い人には見えなかったんで、ただ助けただけです。」

『君高校生だよね?めちゃめちゃイケメンだし大人っぽいね。』

「……そうですか。」

サラリーマンのお兄さんと同じ事を言われている気がする。

「……(この人も、面白そう。)」

『お、3人とも無事みたい……良かった……。』

「……お兄さん、大学生?」

『ん?あー大学生だけど。』

「ふーん……。」

『……あのー……君にお願いあるんだけど、良い?』

「?、」

『3人の所まで合流したいんだけど、夢中になって逃げてきたもんだから、ここら辺全く分かんなくてさ……もし時間あったらちょっと案内して欲しいんだけど……。』

「良いですよ。」

『!、ありがとう、ホントに助かる。』

「……お兄さん名前は?」

『俺?「柳 圭一」。』

「……じゃあ……柳さんで良い?」

『良いよ、君の名前も教えて貰っていい?嫌なら良いんだけど。』

「「三浦 界」、よろしく。」

Yana「よろしく。」

「じゃあ柳さん、その場所教えて。」

Yana「えっと、ここなんだけど……。」




案内するまでの道中、俺はその大学生の人と沢山喋った。

「怖い物好きなんだ。」

Yana「……まぁ……今まで秘密にしてきた事なんだけど……本当はめっちゃビビりなんだよね。でも怖い物好き。あ、誰にも言わないでね?」

「……へぇ……。」

Yana「……俺、これまで何回も友達とそういうバイトしてきたんだけどさ、ホントに命からがらで、いつ死んでもおかしくないくらいの体験してんだよね。」

と、ぽつり語り始める柳さん。

Yana「……でも、あの個性的すぎる3人が居てくれたから、今もこうやって生きてるんだと思う。」

「……。」

俺は、ただ静かにそれを聞くだけ。

Yana「効率重視でヤバい所にでも突っ込もうとする奴、めっちゃ貧乏でめっちゃ怖がる奴、常に冷静で怖い物知らずな奴。……最初は、何だコイツらとか思ってたけど……実際に一緒に過ごしてれば、普通に……危ないけど楽しかった。」

「……。」

彼は、その友達の話をする時に優しい表情をするのを、俺は見逃さなかった。それだけ、大変な経験をして来たんだと思った。

Yana「……あ、ごめん。俺だけこんな語っちゃって。」

「……いや、全然……むしろ柳さんの事知れたから。」

Yana「……何か恥ずかしいんだけどそれ。」

「……あ、ほら……あの人達。」

Yana「あ!ホントだ……ありがとう界君!めっちゃ助かった。マジで助けて貰ってばかりで申し訳ない。」

「……じゃあまた会った時、楽しみにしてる。」

Yana「……うん、次は界君の話めっちゃ聞くし、何か奢れるように頑張るよ。」

「うん。」

『おーいトリハダー?』

Yana「ごめん、今行く!」

じゃ、と言って彼は仲間の元へ走っていった。振り返る前の笑顔が、とても嬉しそうな顔をしていた。俺にだけ吐いてくれたあの気持ちは、仲間には正直に言えないと思うけど。

「……。」

俺も、色んな感情が心の中で芽生えた気がした。

「……(てか、トリハダって柳さんのあだ名なのかな。……それに、カメラ持ってた人……俺に似てたような気がする。)」

……それと同時に、様々な疑問もあったが。

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