テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「それで、先ほどお渡しした書簡にもある通りアルスター軍が挙兵しました」
と僕が言うと、クイールはこう言った。
「もちろん情報はすでに宰相の耳には届いていて、軍本部では今、作戦会議をしているところだよ」
僕より早く着いた伝令がいたらしい。
「ヨミは少し休んだらどうだ?これから戦になるとなれば、疲れはないほうがいいだろう。酒は飲めるか?」
「いえ、未成年なので……」
「まあいい、昨日入った魚が美味くてな、これから少し冷えたが晩ご飯持ってくるから待っててくれ」
「あ、いいえお構いなく、携帯食もありますし、明日になれば街の食堂も開いていると思うので……」
「そうか?じゃあ今日はもう休めよ」