テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
#ざつだぁぁぁぁあん!!
あ
25
ガムボール喉に詰めても生きる人
25
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
眩しかった。あまりにも強い光。
白でも青でもない。
星そのものを目の前へ叩きつけられたみたいな輝き。
「……ぁ……」
《アーク・メサイア》の警報音が遠ざかっていく。
ノヴァの声も。
ドラゴンの咆哮も。
崩壊する洞窟の音も。
全部、遠い。
ただ光だけが、静かに僕を包み込んでいた。
その中で――誰かがいた。
長い銀髪。
黒い外套。
そして、どこか懐かしい金色の瞳。
あのゲートの向こうにいた“最後のプレイヤー”。
彼は静かにこちらを見ていた。
「……まだ、終わってない」
声が響く。
でも口は動いていない。
「君が鍵だ」
「……鍵……?」
自分でも、ちゃんと声が出ているのかわからない。
最後のプレイヤーは、ゆっくり手を伸ばした。
その掌には、小さな青い結晶が乗っている。
まるで星の欠片みたいだった。
「《アステリア》を完全に目覚めさせろ」
「でないと――」
その瞬間。
背後の光が、ぐにゃりと歪んだ。
巨大な“目”が開く。
世界そのものより巨大な、闇の存在。
無数の瞳。
無数の口。
無数の腕。
見ただけで、脳が軋む。
最後のプレイヤーが叫ぶ。
「見るなッ!!」
しかし遅かった。
“それ”と目が合った瞬間――
ドクン。
頭の奥へ、何かが流れ込んでくる。
知らない言葉。
知らない世界。
壊れていく文明。
飲み込まれる宇宙。
そして最後に――
真っ暗な虚無の中で、一つの声が響いた。
「――見つけた」
ゾワッ。
全身が凍りつく。
その瞬間。
パリン。
世界が砕けた。
そして僕は――深い闇へ落ちていった。