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ももだいふく
130
#だいめいぼしゅー
氷上雷雫
163
#キャラ崩壊注意⚠
mmmr推し
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ドイツside「どう云う事だ………」
状況が上手く飲み込めない。何しろ日本の境界は___つい最近張り直したばかりなのだ。
終戦日やお盆の近くは、日本の最も”彼岸”に近い時期だ。対策を取るのは当たり前だろう。
ならば何故?
日本の境界は複雑かつ強力だ。そう簡単には破ることはできない。できない筈だ。
なのに破られた。恐らく、日本以外も。
「ドイツさん、避けて!!!」
日本の掠れた叫びに近い声で思考の海から引き摺り出され、本能的に横へ飛び退る。
直後、風を斬る音と共に赤黒い亀裂の様な物が先刻まで俺が立っていた場所を直撃した。
「ッ……爆撃か!?」
サスペンダーから銃を抜き、空を見上げる。
燦々と降り注いでいた筈の夏の日差しが、急速に色褪せていく。青かった空がセピア色に染まり、黒いインクを垂らしたかの様な亀裂が四方八方に広がっていく。
「日本!一時撤退だ!!逃げるぞ!!!」
俺は迷う事なく日本の手を掴んだ。然し、日本は動かなかった。否、動けなかったと云うのが正しいだろう。
日本の黒瞳が揺れる。
何故なら、亀裂の向こう側から「あの時の影」が滲み出てきたからだ。
「こ、れは………困ったね…ッ」
日本の声が掠れる。
其の影は軍帽を深く被り、仕事中の日本と同じ、否、其れよりももっと深い深淵の様な瞳。
「大日本………帝国、?」
重圧で喉がひりつく。息苦しい。
其の時、深く被った軍帽の奥で奴が獰猛な笑みを浮かべた。
『嗚呼、やっと…やっと骨のある獲物が来た』
同時に、日帝の背後から陽炎の様な人影が立ち上がり始めた。
其れは、嘗ての戦友であった名も無き兵士達。
幽世から溢れ出した死者の軍勢が現世の茹だるような暑さの中に凍てつく冷気を振り撒きながら、実体化していく。
「日本!!待て、一旦引くぞ!!!」
既に刀を抜き放っている日本に叫ぶ。
然し、日本は動かない。
空の亀裂は留まることを知らず、其の向こうには巨大な軍艦や、今は無き帝都の街並みが蜃気楼の様に重なり始めていた。
コメント
1件
いぬいさん、第一話&第二話まとめて読み終えたよ〜!🌸 もうね、冒頭から息止まるかと思った…!「境界が破られた」って緊迫感が一気に来て、ドイツが日本をかばうシーンで心臓バクバクしたし、大日本帝国が「骨のある獲物が来た」って笑うところ、怖すぎて震えた😭💦 死者の軍団が現世に出てくる描写、夏の暑さと凍てつく冷気の対比がエモすぎて…。続きどうなるの!?次話も楽しみにしてるよ!✨