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田舎の夏は暑いのだ!!
『あっち゛い…………』
ブオオオオオ
と扇風機の音が鳴る。
外からは
ミーンミーンと鳴く蝉。
蝉の鳴き声聞くだけで余計暑さ感じるよね←
キャミソール姿で
縁側で寝そべりながら、さっき近くの駄菓子屋で買ってきた駄菓子とアイスキャンディーを食べてる。
部活も引退したし、部活もなんもしてないし
実家に帰ってきてから食っちゃ寝食っちゃ寝で
太りそうやな。
信ちゃんに会った時に太った?
なんて言われたら病むな……
筋トレでもしようかな……
(どうせ3日も続かねぇよ←)
うーん…………
と、扇風機に当たりながら考えていたら
「実樹!実樹!」
ママが床の間から呼ぶ声。
よっこいしょっと
立ち上がり向かう。
『ん〜なに?』
部屋に入ると
壁にかかる
紺色で色とりどりの紫陽花の花が描かれた綺麗な浴衣____
「家の引き出しの中に眠っててね……昔、私が着てたやつで古いものだから年季が入ってるけど……」
『綺麗……』
思わずつぶやく。
「ほんと?よかった、お盆信ちゃん帰ってくるかもなんでしょ?
浴衣祭り着ていきな?」
『着る!!!!!!!』
信ちゃんに早く会いたいな____