テラーノベル
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主な登場人物
主人公 :ベラルーシ(ベラ)
他: ソ連(父さん)
ウクライナ(ウクラ)
ベラ(みんな…異常、なし)
今日も周囲を見回して異常がないか確認する。みんなが困ってないか確認するのはわたしの役目。だって…
ベラ(ロシアの大事な人は、守らなきゃ…)
ベラ(あ…父さん)
軽く見回りをしていると、父さんが何か荷物を運んでいる。普通に持っているものの、ほんの少し顔がこわばってる。
ベラ(父さん、困ってる。…助けなきゃ)
軽く父さんの服を引っ張り主張。そして、
ベラ「父さん。その荷物、どこに持っていくの?」
ソ連「物置だ。あともう一つ段ボールがあるだろう。あれを持っていけばおしまいだ」
ベラ「それ、私がやる」
ソ連「ダメだ。重すぎる」
父さんに反対された。でも、私は折れない。父さんは少し考えたあと軽くため息をついてから言った。
父さん「誰かと一緒に運ぶならいいだろう」
許しが出た。すぐに取り掛からないと。
ソ連(…さすがだな。怪我はするなよ)
わたしは父さんが出てきたところに向かう。すると、いかにも運ぶべき荷物が置かれていた。きっとこれだ。持ってみるとズシリ…。思っているよりも重い。
ベラ(父さんは誰かと一緒に運べって言ってた。…大丈夫。みんなに迷惑は、かけない)
何とかして足を出そうとするが片足を上げた瞬間にコケる自信しかない。考えた末、すり足で向かうことにした。
ベラ(あ…ウクラだ)
廊下を進んでいる最中、ウクラがいた。でもなぜか、わたしの方にまっすぐ向かってくる。と、ウクラは何も言わずただわたしが持っている段ボールの反対側を持つ。一人で耐えていた重さが少し軽くなる。
ウクラ「これ、どこに持っていくの?」
ベラ「え…。…物置…」
ウクラ「分かった」
ウクラはそれ以上は何も言わずに物置まで運ぶのを手伝ってくれた。
ウクラ「ここでいい?」
ゆっくりと荷物を下ろす。ウクラが指を挟まないよう、慎重に。荷物とウクラを交互に見守りながら。
ベラ「…ありがと」
ウクラはわたしを一回見て、軽く微笑んでから部屋に戻っていった。
ベラ(…ずるい)
ソ連「お疲れ。ケガはないか?」
ウクラと入れ違いに物置の奥から父さんが出てきた。
ベラ「大丈夫」
ソ連「…そうか。頑張ったな」
そう言ってわたしの頭を優しくなでる。父さんの大きい手はあたたかい
ソ連「誰に手伝ってもらったんだ?」
ベラ「…ウクラ」
ソ連「ウクラか。お礼に一緒に菓子でも作るか?みんなの分も兼ねて」
父さんのその言葉にわたしは目を輝かせた。
ベラ(皆へのお礼…!頑張らないと)
今日も平和。
ロシアの大切なものが守られていること。
家族が笑顔であること。
それが私にとっての一番の幸福
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