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ここにいる間に、どれくらい私は歳をとったのかな?
髪も伸びていて、足も大きくなってる。背が伸びたのか、見える景色も違う。頭の上には点滴の器具がぶら下がっていて、腕に細い注射のようなものが刺さっている。別に痛みはなく。ただ窓から吹く風の音が聞こえるだけ。
紗奈「……喉乾いた」
私は、ぼんやりとそう呟いた。まだ状況が飲み込めていないのか、変な汗をかき、安心出来ていなかった。幸い、体調はそこまで悪くなかった。ベットから立ち上がり、水を求め部屋のドアを開ける。そこには、見覚えのある風景が広がっていた。
心地の良い匂い、忙しそうにする看護師、沢山の患者。なんだかとても懐かしい。
紗奈「落ち着くなぁ…はぁ」
そんな、懐かしい雰囲気に、さっきまで早く動いていた鼓動が、ゆっくりと慎重に動きだした気がした。私は、水を飲みに行こうと、再び歩き出した。その時、聞き覚えのある柔らかい声が、後ろから聞こえて来た。
?「…紗奈?起きたの…?」
そう聞かれた。私はとっさに後ろを振り返る。そこには私と同じ患者用の服を着た女の子が立っていた。
紗奈「…誰?」
確かにどこかで見た事のある子だった。黒くて大きな目に、滑らかな茶髪じみた髪、そして目元にある小さなホクロ。こんなに特徴があるのに、その子について何も思い出せなかった。それに、何よりの特徴は口元の薄い火傷の跡。なぜだか、私はその子の火傷の跡に、絶対に見覚えがあった。
優奈「覚えてない?…私、優奈だよ?」
その女の子は、自分の事を優奈と言っている。
はい!今回はここら辺で終わりにさせていただきます!初めての投稿なので不十分な内容かもしれませんが、優しい目で見てくださると嬉しいです。主人公は紗奈(さな)で、新しい登場人物の女の子は、優奈(ゆな)です。これからも下手ではありますが、投稿はできるだけ続けたいので、よろしくお願いします!
今回はここら辺で区切らせて頂きます!
ありがとうございましたー!