テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
ゆずる「はぁはぁはぁ……」
ゆずる「え?」
ふぃん「ぁ…?」
まぐろ「ぁ、あ、ぁ、ぁ……」
ゆずる「うっ……」
動いたみたい 誰だろう まぐろの可能性もないわけじゃないけど…
いや、この過呼吸は違うかも
死亡人はりんごさん、女の子だったから狙われたのかなぁ?
ゆずる「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ゆずる「しっかりして!ねぇしっかりして!!!」
ゆずる「やだっやだぁああああああああ!!!!」
ゆずる「なんでなんでなんで!!」
ゆずる「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
僕だって叫びたかった声が出なかった心臓の音が傷口から抜けていくような感覚だった
表情を変えられないまま頬から生暖かいのが落ちた
左目からは透明な涙 右目からは黒い涙が出た
目の異常は変わっていなかったがそんなことなんて気にしていられなかった
ネコせんせー「えーでちゃいましたねぇ、最初の犠牲者が」
ネコせんせー「さっさと犯人見つけてくださいね」
ゆずるさんがぼくの袖をつかんだ
少し傷が抉れてしまった気がした
平和に帰れる未来はなかった
現状を理解しようとした、シンダ人は腹部を何回も何回も刺されていた
切れ味はあまりよくない、勢いに任せて刺したような跡だった
これくらいなら頑張れば女の子でもできそうだった
まぐろ「っ…えぐっ……ぐすっ……りんご……ちゃ」
ふぃん「…」
ふぃん「犯人探しを始めないとぉ…」
ふぃん「いこっか、ゆずるさん」
どうして食堂へ?まぁゆずるさんの考えがあるのかなぁ
ゆずる「確かナイフが30本あったはず」
ゆずる「3本が床に落ちていて合計で29本ナイフが1本足りない……」
ふぃん「数えていたの!?」
ゆずる「なにかあったときのために」
ゆずる「とりあえずこのナイフの行方を探そう」
ふぃん「りょーかい」
一つ袖口にでも入れておこうかなぁ
武器は多いほうがいいからね
ゆずる「ねぇふぃんなんで左腕に血がにじんでるの?」
ふぃん「っ……」
確かに明らかに血がにじんでる
これを隠したいなんて思っていた僕がばかだったかも
ふぃん「言わなくていいのに…」
ゆずる「だって、血が…」
ふぃん「…っ」
ふぃん「そうだけど…」
ゆずる「手当てするから傷口、見せて?」
ふぃん「…うん」
手当された、でもこのくらいならすぐにほどける
きっとこの血で犯人を惑わせられるはず
ゆずる「止血はしておいたけど傷口開くかもしれないから、あんまり大きく動いたりしないでね」
パルクール禁止令出された…
ふぃん「はーい」
ゆずる「ねぇ」
ふぃん「なぁに?」
ゆずる「僕のこと殺したかったら殺していいよ」
ゆずる「その代わり完全犯罪を目指してね」
ふぃん「……」
違う
違う
違う 違う
違う 違う
違う 違う
僕がしたいのはゆずるさんを殺したいんじゃない
ゆずるさんを最後の一人にするまで守りたいんだよ
あった
遠くで銀色に光るアカイロ
足りなかった30本目
アカイロがべったりついていた
ゆずる「これ……」
ふぃん「確定かな」
ゆずる「…一応タオルに包んで持っていこう」
ふぃん「……」
女子力高
よくないことだけど、みんなのロッカーを見ていた
この服はちゃんと補充されるらしい
ふぃん「ゆずるさぁん!」
ふぃん「これって……」
ゆずる「!」
ゆずる「アルルの服?なんで血が……」
だいぶ巧妙な仕掛けかも
まだ犯人は人かもわかっていないのに
ふぃん「……」
ふぃん「とりあえずこれも証拠として持っておこうよぉ」
ゆずる「でも、まだ疑うには早いよね」
ふぃん「そうだねぇ」
ふぃん「ハンニンがアルルの服に血を付けた可能性もあるからね」
ゆずる「うん」
ゆずる「もう少し証拠探しをしよう」
コメント
10件
ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙りんごォォォォォ(泣泣)(自分で書いておいて何言っとんねん……)
第3話、ゾクゾクしながら読みました…!ふぃんさんの「ゆずるさんを最後の一人にするまで守りたい」という内面、それが♡♡♡たいわけじゃないっていうの、すごく胸に来ました。ゆずるさんの「♡♡♡たかったら♡♡♡ていいよ」も含めて、お互いをどう見てるのか、まだ読めてない感じがたまらないです。アルルの血のついた服、伏線っぽくて次が気になりますね…!