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ハム✨投稿2ヶ月1ヶ月ツンデレ
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#いんく、からぴち、ぷちひな、たまちゃん
ぬわぁ〜
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新しい物語!
朝。
目覚まし時計が鳴るより少し早く、風音は目を覚ました。
風音「……ん」
薄暗い部屋の中で、風音はゆっくりと身体を起こす。
まだ眠い。
もう少し寝ていたい。
そう思った瞬間――
背中から伸びた六本の腕のうち一本が、風音の肩を軽く叩いた。
風音「……起きてるって」
返事はない。
もう一本の手が、風音の布団をめくる。
風音「寒いんだけど」
さらに別の手がベッド横よカーテンを開けた。
朝の光が部屋に差し込む。
風音「……お前ら、朝から元気だな」
風音は小さく息を吐いた。
六本の手は、風音が物心ついた頃からずっと一緒だった。
青白い肌。
人の手によく似ているけれど、どこか違う。
触れると冷たい。
けれど、風音はもう慣れている。
怖いとも思わない。
むしろ――
風音「……ありがと」
そう言うと、一番近くにあった手が風音の頭をぽんぽんと撫でた。
風音「子供じゃないんだから」
そう言いながらも、風音は少しだけ笑った。
風音が制服に着替え始めると、六本の手が一斉に動き始める。
シャツの襟を整える手。
ネクタイを締める手。
髪を直そうとする手。
風音「待て。髪は自分でやる」
手が止まる。
風音「……そんな悲しそうな顔するなよ」
手は顔なんてない。
それでも風音には、なぜか分かる。
六本とも、しょんぼりしている。
風音「……分かった。最後だけな」
すると手の一本が嬉しそうに風音の髪を整えた。
風音「……単純」
風音は鏡を見る。
シルバーの髪。
顔の横から伸びる触覚には、淡いピンクのグラデーション。
桃色の切れ長の瞳。
左頬には、縦に並んだ二つのほくろ。
紺色のブレザーは、いつものように片方の肩が少し落ちている。
シャツの第一ボタンは開いたまま。
ネクタイも緩い。
風音「……行くか」
鞄を持つ。
その瞬間、背中から伸びた手の一本が鞄を取り上げた。
風音「……それも持つの?」
手は当然のように鞄を持っている。
風音「俺が持つって」
手は離さない。
風音「……はぁ」
風音は諦めた。
風音「じゃあ、頼む」
六本の手が嬉しそうに動いた。
今日も、いつもと変わらない朝だった。
――少なくとも、風音にとっては。
同じ頃。
校舎の三階。
使われていない空き教室に、一人の少年がいた。
守土「……ふぅ」
守土は窓際の席に座り、外を眺めていた。
赤い髪。
丸眼鏡。
眼鏡の奥にある紫色の瞳は、穏やかに校庭を見つめている。
制服はきっちり着ている。
赤いセーターの前もきちんと閉じ、ネクタイも曲がっていない。
ブレザーもきれいに着ている。
守土「今日も静かだね」
守土が右手の甲を見る。
そこには――
一つの目があった。
黒に近い赤色の瞳。
その目が、守土を見返している。
守土「……何?」
目がゆっくりと瞬きをする。
守土「ふふ」
守土は笑った。
守土「そんなに見ても、僕は何も持ってないよ」
目が細くなる。
守土「……あ、怒った?」
守土は楽しそうに笑う。
守土「ごめんごめん」
目が閉じる。
守土「はいはい。分かったよ」
守土は右手を机の上に置いた。
その目も、守土と同じ景色を見ている。
そして――
普通の人には見えないものも。
守土には見えていた。
廊下の端。
誰もいないはずの場所に、何かが立っている。
守土はそちらを見る。
守土「……またいる」
右手の目も、同じ方向を見る。
守土「気にしない、気にしない」
守土は静かに言った。
守土「僕たちには関係ないよ」
そう言って、教科書を開く。
授業が始まる時間になっても、守土は教室へ向かわなかった。
風音も。
守土も。
学校にはほとんど来ない。
来ても、人の少ない場所で過ごす。
それでも二人の成績は、いつも学年上位だった。
勉強が嫌いなわけではない。
学校が嫌いなわけでもない。
ただ――
普通の人には見えないものが、見えてしまう。
それだけだった。
そして、この日。
まだ互いの名前すら知らない二人は、
同じ学校の中で、
それぞれの「見えてはいけないもの」と一緒に過ごしていた。
――あの日までは。
どうでしたか??
リクエストなど何でも待ってます!
コメント
1件
うわ、いい雰囲気……! 六本の手と一緒に暮らす風音くんの日常が、不気味のはずなのにすごく温かくて。手が“しょんぼり”してるのが伝わってくるのが巧いなあ。守土くんの右手の目も何か鍵になりそうだし、この二人が“あの日”にどう出会うのか、めちゃくちゃ気になります。設定の出し方が自然で、スッと世界に入っていけました。続き、楽しみにしてます!