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主と後輩と同僚は帰り支度をして帰ろうとしていた時、同僚は同じ医局の女性から声を掛けられ告白をされた。
同僚はふっと笑みを零した後、すぐに真顔になり口を開いた。
「…あんたが見てる俺って、ただの上っ面だけじゃね?話になんねぇわ。…帰ろうぜ。」
同僚がそう言って主と後輩の背中を押しながら帰ろうとしている時に、主はチラっと告白をした女性の方を見ると顔を上げる事なく俯いたままだった。
先程とは違うのは下にポタリと落ちていく雫があるだけだったが、主は居ても立ってもいられなくなり口を開いた。
「隼人、ちゃんと答えるべきだよ。自分の気持ちをないがしろにされるのは、隼人だって嫌でしょ?
結城君と私は先に行ってるね。駐車場でまた会おうよ。…隼人、信じてるよ。」
主は最後の言葉だけ小声で同僚にだけ聞こえるように言って、その場から離れようとしたが同僚は顔をほころばせると主の腕を掴んで離さなかった。
(…これだから、俺は◯◯の事が堪らなく好きなんだよ。)
そして同僚は、告白して来た女性に体を向けるのだが主の腕は離さなかった。
「…ごめん。◯◯の言う通りちゃんと言うべきだったな。付き合うのは無理。好きな奴が居る。
そいつだけは、俺の事見た目とかじゃなくてちゃんと俺の中身を見てくれたんだ。それに俺が変わったのは、そいつのおかげだしな。
俺はそいつが居ないと、ずっといつまでもクズのままだっただろうしな。 俺はそいつの事は裏切れねぇし、…すげぇ好きなんだよ。
初めてちゃんと人の事を好きになれた大切にしたい人なんだ。
だから、俺の事は諦めて。必要以上に関わろうとしないで欲しい。これから先、何があってもあんたとの可能性は絶対にない。」
主は同僚の心の奥底を初めて聞いた気がしてむず痒くなるが、それと同時に心が温まる感覚があった。
女性は主の方を見た後に震える声で同僚に話し出した。
「…その人とは、付き合ってるの?付き合ってないなら…私の事1度で良いから、」
「あり得ない。…無理だっつってんの分かんねぇの?それにあんた、散々医局内で俺の事貶してたじゃん。俺、ころころ変わる女には興味ねぇんだわ。
これから先、俺はそいつしか見れねぇし他の女には興味ないから。必要以上に関わらないで。」
女性の言葉を遮り、同僚はキッパリと言い放った。
「俺、あんたみたいな女すげぇ嫌い。気分悪いわ。…あ!言っとくけど、◯◯に手ぇ出したらこの病院には居られねぇからな。
理事長は◯◯の親父さんの兄貴だからな。俺も顔見知り程度だが、どうなるかは分かんねぇってのは頭に入れとけ。」
同僚は低くどすの利いた声色で最後に1言言うと、女性はその場に立ち尽くしているのを最後に見て、主と後輩と同僚は駐車場へ向かって行った。
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3人は駐車場に着くと、 同僚は主の事をギュッと抱き締めた。
「…ごめん。◯◯の事守りたかっただけなのに伯父さんの事出しちまった。やっぱ、俺ダメなまんまなんかな…?」
弱気になってしまった同僚を、主は抱き締め返した。そして、背中を擦りながら口を開いた。
「隼人は全然ダメなんかじゃないよ。…私の事大切にしてくれてるのは、ちゃんと伝わってるもん。隼人のそういうとこ、大好きだよ。」
後輩は主以外の人には強気だが、主の事となると一変してしまう同僚を見て居てまるで執事達を見て居るようだと思ってしまった。
「…そろそろ行きませんか?」
後輩の1言で主と同僚は、車に乗り主の部屋へと向かって行った。
3人は指輪に触れ、執事達の世界へ行くとベリアンがお出迎えをしてくれた。
「お帰りなさいませ、主様。結城さんも四季さんもお疲れ様でした。ロノ君がご飯を作って待ってますよ。」
3人は食堂へ行くと、ロノが作ってくれた料理を堪能した。ロノとバスティンが作ったデザートを出すと、それもペロリと平らげた。
「ご馳走さま!やっぱ、ロノが作った料理は美味いよな〜」
同僚がそう言うと、ロノは鼻の下に指を当て照れているとフェネスがやって来た。
「主様。お風呂の準備が出来てますよ!結城さんも四季さんも入られますか?」
3人はお風呂に入る事を伝えると順番にお風呂に入っていき、 主がお風呂から上がるとアモンとボスキが主の身支度を整えた。
「◯◯さん、今日もお仕事、お疲れ様でしたっす!疲れてないっすか?」
「○○無理するのは構わねぇが、倒れるなよ?」
主は髪を乾かしてもらいながら、スキンケアをしていると、ハウレスがやって来た。
「主様、お疲れならマッサージ等はいかがなさいますか?」
「皆んな本当にありがとう。肩凝りが全然治んなくて困ってたの。」
主は至れり尽くせりで自室に居ると、今度はルカスがやって来た。
「主様、お薬の時間ですよ。お眠りになる前にお飲みください♪」
主が薬を飲み終わると、ラムリがやって来て主の事を抱き締めた。
「主様、今日もお疲れ様でした!今日は僕もお掃除頑張ったんですよ♪だから今日はゲコちゃんは捕まえられてないんですけどね…」
主は別に捕まえなくても良いのにな、と思ったが頑張ったんだねと言ってラムリの頭を撫でながら褒めた。
主が後輩と同僚と自身の部屋で話している時にドアをノックする音が響き渡った。
「失礼するよ、主様。今日、アロマキャンドルを作ったんだ。寝る前のお供としてどうかな?リラックス出来ると思うよ。」
ミヤジがアロマキャンドルに火を灯すと良い香りが部屋中に広がり、主達をリラックスへと導いていった。
ミヤジが出て行こうとすると、フルーレとラトが服を持ってやって来た。
「明日のお召し物です。シワにならないようにこちらに掛けておきますね。ラト、手伝って!」
「はい。主様、結城さんと四季さんのこちらの世界で過ごす時のお召し物もフルーレが作ってる最中なんですよ。」
後輩と同僚は執事達に受け入れられている事を実感して、2人の顔がほころんだ。
そして、主達はお酒が飲める執事達を集めて呑み交わした。ハナマルと同僚は相性が良いのかよく話している事が多かった。
相変わらず後輩はミヤジがお気に入りのようで、仲間だと言われた事が嬉しかったようだった。
「○○さんもワインいかがっすか?」
アモンとボスキは主の両隣に座り、グラスを主に渡しワインを注いでいった。
「ありがとう、アモン、ボスキ。明日休みだから時間気にせずに、飲めるのが楽しいよ♪」
「そっすか!それは良かったっす♪○○さんが楽しいって思ってくれるだけで俺らは嬉しいっすよ。」
「ほんのり顔が赤くなってる○○も可愛いんだけどな。あんま飲み過ぎんなよ。」
その日はとても楽しい執事達との飲み会で主と後輩と同僚は、主の部屋に戻って寝る準備をした。
†††
主を挟んで後輩と同僚は横になり眠りにつこうとしていると、主は同僚に話したくなった事があって口を開いた。
「…隼人、まだ起きてる?」
「…起きてる。どした?眠れないのか?」
同僚は主の方に体を向け、話を聞く体制を整えると主の頭を優しく撫でた。
「ううん、そうじゃないの。…最近の隼人を見てると前と変わったな〜って思ってさ。何か心境の変化があったのかな、って思ったの。」
同僚は今日の告白の事もあり、その事かと思い口を開いた。
「俺の芯は何も変わってねぇよ。今も昔もずっと◯◯の事だけ見てた。…俺が変わったっていうなら、それは◯◯が病院辞めるなって言ってくれた時からだな。
…あん時さ、俺との事を覚えててくれてたじゃん?すげぇ嬉しかった。…◯◯の心の拠り所になりたい、って心から思ったら変わりたいって思ったんだ。」
同僚をここまで変わらせたのは間違いなく主の心の広さと器の大きさなのだろうと隣で聞いていた後輩は思った。
(◯◯さんは分からないだろうけど、◯◯さんはきっと人の心を癒やす魔法みたいなのを持ってるんだろうな…)
主は今も昔もという同僚の言葉に引っかかりを持ってしまい、これを機会に聞いてみる事にした。
「…っ、大学生の時からずっと◯◯の事が好きなんだよ。でもお前、アイツと付き合ってただろ?だから近寄って来た女と適当に遊んでただけで…もう良いだろ?この話!」
主は適当に遊んでたというところは良くないと思いつつも、一途に想ってくれているんだと思うと素直に嬉しかった。それと同時に可愛く思ってしまい同僚の頭を撫で額にキスをした。
「…それは誘ってんのか?俺としては嬉しい限りだけどな。」
主はそんなつもりではなかったのだが同僚の欲を掻き立ててしまったが、主は全てを受け入れた。
❦❦❦
「結城の奴、寝てるかもしんねぇからあんま声出すなよ。」
同僚はそう言って主を後輩の方に向かせ後ろから抱き締めると首元にキスをし、片手を下半身に手を伸ばしていき下着の上から優しく撫で始め、もう片方の手で胸を優しく揉みだした。
「ぁっんぁ」
主は声を抑えようとしたが、同僚は主の気持ち良いところを探し出し、ひたすらに愛でていった。
「っんぅハァ…んんっ」
同僚は口元に手を当て声を抑えている主を愛おしく感じ、少し意地悪したいと思ったのか、主の中に指を入れ激しく動かし出した。
「っんぁ!ハァっぁあっ…ハァ…んぁっ隼人っ止まって!お願いっんぁああ!」
「○○、声抑えなくて良いのか?」
同僚はそう言いながら、主の突起部を触りながら主の中に指を入れ激しく出し入れをしていた。
「っんぁ!ぁぅんっ!」
(結城君の寝顔見ながらするのなんて恥ずかしのに意識すればするほど、変に気持ち良くなっちゃうよ…それに隼人の声が耳元で聞こえるから余計に…)
「っんぁぁあ!…ハァっ隼人…お願いだからっんぁ止まって…ハァっ」
「◯◯、自分で抑えるのがもう無理なら俺が抑えててやろうか?」
同僚は主の口元に手を当てながら、主の突起部を優しく撫でつつ主の中に入っている指を激しく動かし出した。
「っんんん!んぅ゙っふぁっんんー!」
目を瞑って居る後輩はこの状態をどうしたら良いものかと考えていた。
(…起きづらい。先輩は何を考えてるんだか)
「んぅっんんっんんぅ!」
(結城の奴、起きる気配ねぇな…本当に寝てんのか?俺だったらこんなん秒で起きるんだけどな。
…俺はずっと○○の事だけみてきた。本当は独り占めしたいくらいなのに、共有出来てんのは○○だからなんだろうな…)
「○○、愛してる。」
同僚はそう言って主を仰向けに寝かせると主の中に一気に入れ、主の口を塞いでいる手にキスをし激しく動き出した。
「っんぅっふぁんぅぅ゙んっ」
同僚は主の頭を撫でながら、愛おしそうに主を見つめた。
「◯◯の1番じゃなくても俺はずっとお前の側に居たい。こんなに愛おしく想える相手は◯◯だけなんだよ。」
同僚は主の口元から手を離し、主の突起部を触りながらひたすら激しく動き続けた。
「んぁっぁ、ぅんハァハァっぁぁあ!」
(隼人にずっと言えなかった事、今なら言える…)
「っんぁ隼人っああ!私もハァっん…隼人の事愛してるよっ」
同僚は主からの愛してるという言葉に思わず目を見開いてしまったが、すぐに笑顔になり主の中を掻き乱していった。
(…本当に◯◯には負けるわ。でも、俺の方が愛してるもんね♪ )
ぷち
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ぷち
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コメント
1件
みーさん、第32話読ませていただきました! 隼人が告白してきた女性に「好きな奴が居る」ってきっぱり言うところ、すごく胸に響きました。しかも「中身を見てくれた」って言葉が、彼の◯◯さんへの想いの深さを感じさせて…。最後の「愛してる」のやりとりも、今までずっと溜めてきたものが溢れたみたいで、じんわりしました。 執事たちとの日常パートもほっこりして、メリハリが効いてる回でしたね。隼人の変化が丁寧に描かれていて、読んでて温かい気持ちになりました🌷