ベッドサイドの照明だけをつけて、阿部が裸で横たわっている。
宮舘は片手に持ったブランデーをひと舐めして、阿部の顎を持ち上げた。
❤️「綺麗だよ」
甘い吐息まじりの言葉に、酔ったような目つきをして、阿部が宮舘をうっとりと見つめた。
💚「ねえ、大好き。俺、おかしい?」
❤️「どうして?」
💚「1日中舘さんのことばっかりで頭がいっぱいなの」
❤️「嬉しいな」
宮舘はまず、阿部のおでこにキスをした。
💚「ふふ。くすぐったい」
❤️「阿部はすっかり宮舘の沼に、はまってしまったね」
❤️「…そうみたい」
切なげに宮舘を見上げる阿部。
ふざけているわけではなく、宮舘の黒目がちな目をみていると、吸い込まれるような不思議な感覚に陥ってしまう。この人の求心力には魔法がかったものを感じるのだ。
💚「はあ、俺幸せ」
❤️「何編言うの」
💚「俺なんかでいいの?」
❤️「それは俺のセリフ」
阿部の口は宮舘の厚い唇でとうとう塞がれてしまった。阿部は目を閉じ、宮舘の舌の愛撫に応えている。優しく、しかし官能的な舌遣いに阿部の身体の中心に熱が集まっていく。
世界で一番尊敬し、愛してやまない宮舘との、濃厚でねっとりとしたキスが始まると、何もかも忘れて全てに身を任せてしまいたくなる。
阿部は小さく囁いた。
💚「いっぱい、愛して…?」
❤️「もちろん」
💚「……あんっ…はあ…感じる…はあ…」
阿部の気持ちのいいところを知り尽くしている宮舘。焦らすように、阿部の中をかき混ぜている。時々上がる嬌声が最高の馳走だとばかりに、宮舘の口元が緩んだ。
❤️「可愛い。大好きだよ」
💚「あん、あん、あん、あんっ」
夢中で腰を振る阿部に、宮舘の愛の言葉は届いていない。必死で宮舘を感じ尽くそうとする阿部の貪欲な姿もまた、とてもいい。宮舘は腹の上に乗せていた阿部をゆっくりと横たえさせ、激しく前から攻めたてた。
💚「もっと……ちょうだい、もっと…」
阿部の声に応え、奥へ深くへと入って行く。阿部の全身が宮舘を歓迎するようにうねって、やがて宮舘は中へと放出した。代わりに阿部の白濁が宮舘の胸に飛び散った。
汗で濡れた前髪を掻き分け、阿部と長く甘いキスをして、2人は抱き合ったまましばらくお互いの体温を感じていた。
耳元で宮舘が囁く。
❤️「俺の悩み、聞いてくれる?」
💚「え?何でも言って?俺にできることなら何でもするから」
阿部が驚いて、身体を離した。
宮舘はゆっくり間を取って、言う。
❤️「阿部がね、可愛すぎること」
💚「やだ、もう。舘さんたら!」
❤️「いっ……っ!!」
照れた阿部に思いっ切り叩かれた背中がヒリヒリと痛み、そうとは知らず持ち前の天然を発揮してニコニコ笑っている阿部がやっぱり可愛いなと宮舘は幸せな気持ちでいるのだった。
おわり。
コメント
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お疲れ様でした。 最近センシティブありきになってきてて、しかもワンパターンですみません😌💦 これで担当さん読んだら尊いって思ってもらえるかしらと悩みつつ。今回の企画は、タイトル同じなことと、私の場合はだてあべでセンシティブありでした。ゴールデンウィーク中にあと一つか二つ企画やります。よろしくお願いします🙇
え、まーじでかわいい❤️💚ハマるわ