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後頭部が硬い壁に激突し、頭の中がホワイトノイズで満たされた
そしてもう一度反対側の頬をはたかれる、初めて私が反抗的な態度を取ったせいで、彼は怒りのあまりもはや自分の行動を制御出来ない様だった
彼の中には怪物が潜んでいるのは薄々気づいていた、今はそいつが満足するまでどうにも、とまらないのだろう
彼の言ってる言葉はもう聞こえない、髪をつかまれ私は人形のように、そこらを引きずり回された
そしてついには玄関口で背中を突き飛ばされ、外に放りだされた
投げ出された私は硬いアスファルトの地面に、しこたま体を打ち付けた
そして彼が怒鳴る
「しばらくそこで反省していろっっ!」
ドアはバッターーーーンと大きな音を立てて閉まり
中からガチャリッと鍵がかかる音だけが、あたりに響いた