コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
──3人は、遺跡に入っていく。
なぜ見落としていたのか。
登ってきた路から山頂を挟んで反対側、ガスの切れ間の崖下に、不気味なものを視界に捉える。
それは、幾何学法則を不気味に歪ませた石造物の群れ。
その中心に、五角の星型を積み上げたようなテーブル状の構造物。
明らかに、自然にできたものではない。
何らかの意図を持って、そこに”建築された”ものだ。
この死と静寂の世界である南極の、さらに生存可能限界外に、なぜ……?
直央「この光景、見たことあるような…」
凜々蝶「登ってる最中で見た、謎の蜃気楼だ…!」
黒「じ、実際にあったんですね…」
直央「あれ、というか山頂に遺跡があるなら俺達以外に誰か既に登頂してない?」
凜々蝶「あ、確かに。」
黒「あ、あれ…?」
凜々蝶「というか明らかにここ入っちゃダメなとこっぽいですけど」
凜々蝶「誰?ここ見つけたの。」
黒「お、俺ですけど…」
直央「だから俺はこんなとこ行かない方が良いって言ったのに…」
凜々蝶「そうだそうだ!」
黒「入ろうって言ったの二人じゃないですかあ!?」
直央「ま、でもここまで来たらとりあえず奥に進むしかないよな…」
凜々蝶「ええ、行くんですか?明らかに嫌な予感がしますけど…」
黒「好奇心には逆らえない!」
ナビゲートが必要なため、直央がナビゲートする。
直央「こっちだ…!」
体力抵抗がありましたが、全員ダメージはありません。
ここからは一旦風が防げる場所に入るので、体力抵抗の時間は進めません。
黒(た、助かったー…)
2人は直央の案内の元、遺跡へとたどり着いた。
遺跡の壁面には読解不能な文字のような記号と、壁画彫刻がビッシリと書き込まれている。
そこには、模型の胴体とヒトデ型の頭をもつ奇妙な生物と、不気味な粘液状の生物について、そしてこの山に関する事が描かれているように思われる。
そして、3人は気づく。
山頂に何か巨大な生物が居るのではない。
この山自体が生き物だったのだ。