テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
第5話、お読みいただきありがとうございました!!
地響きがあった時のまぜ太、あいつの青ざめた表情が、ずっと俺は引っかかっていた。
それに、あの地響きがあっきぃとまぜ太含めた俺ら3人以外、誰も経験もしてなければ、ニュースで取り上げられている様子もなかったのだ。
会社についた時に、同じメンバーのあっと、けちゃ、ちぐの3人に話しても、全員首をかしげるばかり。
💛「ぷーのすけ、俺らが感じた地響きをみんな知らないなんて、やっぱりおかしいよね、、、」
お昼休憩中、俺の隣でカップ麺の蓋を開けながら、あっきぃは言葉をこぼした。
💚「俺も思っていたところや。それに加えて、今朝のまぜ太も何か見たみたいなこと言ってたやん。」
💛「まぜち、熱のせいだ、とか言って、俺らに話してくれなかったもんね、心配だな、、、」
すると、窓の外に何か気配を感じて、咄嗟に俺はその方向に体を向けた。
何も見えないけれど、何かが飛んでくる。。
💛「ぷーのすけ?」
カップ麺にお湯を注いでいたあっきぃが手を止めて、俺に近寄る。
💚「来んな!!!」
俺は、あっきぃを突き放し、その反動で後ろに倒れ込んだ。
それと同時に、瓦礫が休憩室の窓ガラスを突き破る。
辺りにガラスの破片が飛び散った。
💚「あっきぃ!!!大丈夫かっ!!!!」
すぐさま、俺はあっきぃに駆け寄る。
💛「っっってぇ、、、」
瓦礫の影から、腰をさすりながら、立ち上がる彼の姿があった。
良かった、、、
多少怪我はしているが、彼の無事を認めて俺はほっと胸を撫で下ろした。
💚「今の何やったんや・・・・っ?!」
俺らは二人同時に、瓦礫の飛んできた方向へ視線を向けた。
その光景に目を疑った。
渋谷の光景がガラスのように砕けて、その垣間に巨大な生物と見覚えのある奴の姿があったのだ。
💚「ちぐ?!」
💛「ちぐちゃん?!」
そこには、ライブ衣装を着たちぐの姿。
あっきぃと顔を見合わせ、再びちぐの方へ視線を移す。
まさか、あいつ、この巨大な生物に立ち向かっているいうのか。
ライブ衣装が戦隊っぽいからって、本当にできるわけないやんか。
だけど、そんなこと思っている暇はなかった。
💚「あっきぃ!!!」
俺は相棒の名を呼ぶ。
💛「うん、ちぐちゃんのところに行かなきゃ。」
あっきぃは頷いて、俺に手を伸ばしてきた。
わけがわからず、俺はとりあえず彼の手を取る。
💚「あっきぃ?」
怪訝に尋ねる俺に、あっきぃはニヤリと笑う。
あ、これヤバい予感。
長年の俺の直感が危険信号を出している。
すると、あっきぃは窓の方へクルッと向き直り、俺の手を掴んだまま駆け出した。
💛「ちぐちゃんをいじめるなぁああああああああ!!!!」
俺らは、ヒカリエの窓の割れ目から、飛び出したのだ。
ちなみに、俺らのSTPRという事務所は渋谷ヒカリエの34階にある。
つまり、えげつない高さのところから、飛び出したということだ。
死ぬやん!!!!
夏のとある昼の日。
完全なる炎天下。
俺らはそのまま、渋谷の景色の割れ目の中へ飛び込んでいった。
あとがき
嘘でしょ?!!!
自分の妄想が思いもよらない方向へ走っているので、私自身も驚きながら、文章に起こしていますwww
これも後々、回収するの大変なのに、、、だけどこの状況も楽しい、回収しがいがありますね📣💛💜💚💙❤️🩷🌈