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入学式の日____
桜吹雪の中で桜の木を見上げるキムテレ
そのテレが綺麗できっとその時から好きだったんだろう
テレに呼ばれる声で目が覚める私。
目が覚めると数学の授業中
やっば、忘れてたって思ったのも束の間、隣の席のテレに声を掛けられた
テレ「玲香、ここの問題聞かれてる」
トントンと教科書の問題を示してくるけど寝てたから分かんない。
ハンビン「授業聞いてた?」
と今は恐怖にしか見えない素敵な笑顔をかけてくる
玲香「えっ、と__」
アタフタしてる私を笑いながら、
テレ「2√5だよ」
と教えてくれて、答えるとちゃんと聞いててねーってどこまでも優しいリアコハンビン先生
玲香「テレほんっとありがとう」
テレ「いいって。てか寝不足なんじゃないの?体調大丈夫?」
とか言ってどこまでも優しいテレ。いつもそうでそういう彼に惹かれてる。
玲香「昨日遅くまでYouTube見てたからかな、?」
テレ「体調悪いのかと思った。でも夜更かしも程々にしてよ?俺が心配になる」
そう言いながら優しく頭を撫でて微笑むテレ
心臓がばくばくして鳴り止まない
テレ「大丈夫?顔赤いけど熱?」
と今度は顔を覗き込んできた
距離感バクなんだよテレ……、
玲香「今日暑いからじゃないかな!!あ、喉乾いたから飲み物買ってくるね!」
と顔の火照りを冷ます様に早歩きで廊下を歩く
恥ずかしくて下を向いて歩いていたら曲がり角から出てきた人とどんって思いっきりぶつかってバランスが崩れそうになる所を腰と腕を掴んで支えてくれた
ハオ「大丈夫?ごめんね怪我なかった?」
ネクタイの色を見ると紺色で3年生だと言うことが分かった
玲香「大丈夫です。こちらこそごめんなさい」
待ってめっちゃイケメン、
玲香「支えてくださってありがとうございました。」
ハオ「気をつけてね」
今日は破天荒な展開続くなぁ……
……え、待って。あの先輩ハオ先輩だよね!?
とか思うけど多分もう関わることもないんだろうなぁ……
ユジン「もう告っちゃったら?」
玲香「なんでそうなるの」
ユジン「話聞いた感じだと脈アリじゃないの」
玲香「でもテレは誰にでも優しいじゃん」
ユジン「そんなの言い訳。テレヒョン取られてもいいの」
玲香「いいわけないよ…」
幼なじみのユジンと帰り道そんな話をしていた
ユジンは私のよき理解者でいつも相談してる
しかしここで問題発生
玲香「ちょっ、待って」
ユジン「どうしたの」
玲香「定期ない」
ユジン「え、落とした?」
玲香「教室とかかも……ごめん電車間に合わないし先帰ってて!」
ユジン「大丈夫かよ、気をつけて帰ってきて」
玲香「うんごめんユジン」
とりあえず自分の机を探そうと教室へ行くと、
1人、教室に誰かいた
それがジャンハオ先輩だと言うことに気づいた
しかも私の席な座ってる?
玲香「あ、あの、?」
ジャンハオ先輩が綺麗な顔がこちら側に向いて少しドキッとしちゃう
ハオ「捜し物はこれ?齋藤玲香ちゃん」
と私が探していた定期をヒラヒラとさせている
玲香「そ、それです!」
ハオ「さっきぶつかった時落としたよ笑」
玲香「そうなんですか!何から何まですみません、」
ハオ「いーよ全然、でもなんで定期落としたの?普通はカバンとかに入れない?」
玲香「あー、それはカバンに入れるの面倒くさくてポケットに突っ込んだったんです、笑」
ハオ「なくしたら大変な物なんだからちゃんと管理してね?」
なんて面倒見がいい意外な一面に笑ってしまう
ハオ「なんで笑うのー!」
玲香「ごめんなさい笑なんだかお母さんみたいだなって思って」
尚、拗ねた顔してる先輩。
意外と親しみやすいというか可愛い1面もあるんだなぁ、
すると先生が教室に入ってきた
先生「お、ハオ!齋藤に会えたんだな良かったな」
ハオ「先生、クラス教えてもらってありがとうございました無事渡せましたよー」
先生「今会えたのか?大分待ったな~そんじゃ2人とも気をつけて帰れよ!」
だいぶ待った?え、先輩いつから私の事待ってたの?もしかして放課後から部活終わるまでずっと?
玲香「先輩、もしかして私の部活が終わるまでずっと待ってたんですか?」
ハオ「そこ言うなよ〜カッコつけたかったのに笑」
放課が4時半で部活終わるのが6時半。
だとすると2時間も待たせていたということになる。
玲香「どうして待っててくれたんですか?先生に渡すとか方法はあったはずだったのに。」
ハオ「あ〜、確かにその手もあったな」
なんて笑う先輩。
それから先輩と私は他愛のない話をずっとした
今日あった出来事とか、先生の話、文化祭のクラスの出し物とか……
だいぶ仲良くなれたと思う。うん。自分的に
ハオ「だいぶ話し込んじゃったね。」
時計を見てみるともうすぐ8時を回ろうとしていたところだった。
玲香「先輩とお話するのが楽しくて気づかなかったです」
ハオ「俺も楽しかったよ。もし良かったら一緒に帰る?」
玲香「えっ?」