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m「誰にも言いませんから、お願い。」
h「ダメっ…」
mtk side
一目見た時から運命を感じた。
僕にはあの人しかいない、あの人じゃなきゃ務まらないことがあると。
隣を歩く友達を忘れてその人の方を目で追いかけて呟く。
m「あの人めっちゃ素敵だな…」
r「ん?若井のこと?あの子めっちゃフレンドリーで可愛らしい子だよ!」
m「そ、そうなんだ…」
やっぱ涼ちゃんは看護師だから医療事務の人とも話すのかな。
にしても、あのメガネって伊達だよな…自分出来ますよアピールかな…可愛いな。
r「元貴?そんな気になるなら仕事終わりに声かけたら?」
m「そんなの狙ってるとしか思えないじゃん…」
r「いや、実際そうなんだし今更何を言うんだよ」
僕の勤務時間は8時〜18時まで。
きっとこの人も日勤だから帰りは被るはず。
だから、この十時間を頑張らねばならぬ。
m「はーい…鼻水と咳、頭痛もあるのね」
「はい…かれこれ一週間は続いてて…」
m「わぁ、結構笑 じゃあ口開けて〜」
m「じゃあ、薬出しとくんで受付の人から貰ってってくださいね」
「ありがとうございます!」
これが十時間。
辛いけど結構貰えてるからいい仕事だと認識している。
そして18時になり、退勤時間になった。
着替えて涼ちゃんを待っていると一人の男性がこちらに向かってきて話しかけてきた。
h「あの…元貴、さんですか?」
m「え、ぁ..あ、はいっ!」
話しかけてきたのはまさかの一目惚れしたお方だった。
あっちから声をかけてくれるなんて僕は夢でも見ているのかと疑った。
でも、ちゃんと現実で夢みたいな出来事が起きているだけだった。
h「涼ちゃんから元貴さんが僕に用があると聞いて…なにか、ありましたかね…?」
m「ぇ、えっと…ぁぁ..す、すみません緊張で…」
h「落ち着いてくださいっ、そんな緊張するような相手じゃないんで!」
一目惚れは緊張するよぉ!!
てか涼ちゃん、やってくれたな。
あいつどこ行ったんだよ…。
m「その…えっと、あのぉ…今度一緒に遊びませんか!!」
h「…へ?ぁ、僕で良ければ…?」
うっそ、勢いで言ったのに成功することある?
しかも告白の返事みたいな返し方されちゃったし。
さらっと手握っちゃったし。
取り敢えず外に出て連絡先を交換した。
m「ま、またね…!」
h「はは笑 楽しみにしてるねっ!」
なに最後に小さいつが入ってる喋り方は…。
m「可愛すぎるってぇ…。」
mtk→医者(一般内科)
hlt→医療事務(受付など)
ryk→看護師
next→いつか出します。
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