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キーンコーンカーンコーン

あのチャイムが学校中に鳴り響く。

「気をつけ、礼、ありがとうございました」

「ありがとうございました」

静かだった雰囲気とは裏腹に休み時間になると皆わちゃわちゃし出した。

「次は理科⋯。移動教室か。」

前の予定黒板を見て、少し視線を下ろしたら愛菜がテクテクとこっちへ向かってきた。

「優明ー!!一緒に行こ!」

「いいよ笑」

子犬みたいに明るい愛菜を見て、微笑ましくなった。

「てか聞いてよー!昨日さー」

階段を登っている最中、愛菜が愚痴を言う。

「夜ご飯に唐揚げが出て、お兄ちゃんがレモン汁かけようとしたらお父さんがからあげにはマヨネーズだろ!!とかどーでもいいこと言い出してさー。それでお兄ちゃんカッチーンってなっちゃってほんと酷かった。」

「あはは、明るくていいじゃん!」

愛菜は明るくないよーと不満を漏らしながらため息をついた。

階段を登り終えた頃、また頭痛がした。今朝のよりもずっと痛くてその場に蹲 ってしまった(うずくまってしまった)。

「優明?!優明?!」

必死に私を揺さぶる愛菜を後にして私は意識が遠のいていった。

私が死ぬほど生きたかった明日

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