テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「母さんチョコレートパイ焼けたよ」
「うん、美味しそうに焼けてるわね」
「母さん一緒に食べよう」
「えぇいいわよ」
僕は今日母さんにチョコレートパイを作った
思ったより上手くできてよかった
「はい、ミスターブラック」
と切り分けたチョコレートパイを差し出される
「ありがとう母さん」
母さんと一緒にチョコレートパイを食べる
こんな暖かい時間がずっと続けばいいのに
「母さん、また僕母さんの誕生日にチョコレートパイを作るよ」
「あら、嬉しい。楽しみにしてるわねミスターブラック」
母さんは僕に微笑みながら言った
ピピピ
アラームが鳴っている
彼はそれを自覚して目を覚ました
「久しぶりに夢を見てしまいました」
もう遠い日の思い出。
そして二度と果たされなかった約束。
「さて学校にいきましょうか」
そして彼はみんなにこの寂しい気持ちに気づかれないように今日も平気なふりをして過ごす。
どうか彼がいつかまた満たされることを
???「願っているわ」